北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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アーシュラ・K・ル・グウィン

アーシュラ・K・ル・グウィンは、とても好きな作家で、でも最近「ずいぶん高齢になったと思うけど・・・」と心の隅にちらついていたところ、目にした訃報でした。

アーシュラ・K・ル・グウィン

代表作というと、日本ではなんといっても『ゲド戦記』ですが、



私はSFの方に感銘を受けました。





SFといっても、エンターテインメント性はなく、でもここまで深く考えるには、それを表現するには、本人もおっしゃっているように、舞台をSFやファンタジーにする必要があるのです。

アーシュラ・K・ル・グウィンは、時代も場所もジャンルもジェンダーも超えた物語を紡ぎ、問いかける作家。



夫の知人の、教会の牧師さんが、ロウソクに灯をともしたので、どなたかが亡くなったのだと思っていると、「Ursula K Le Guin のために」とのことでした。 牧師さんも、たくさんたくさんアーシュラ・K・ル・グウィンの作品を、何度も何度も読んだとのことでした。



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ビッケはノルウェーで、ローニャは実在!?

大学入試センター試験にて、アニメ『ムーミン』と『小さなバイキング ビッケ』の舞台は北欧のどこの国かという問いが出題されたが、その答えが波紋を広げている・・・という日本のニュースを目にしました。

正解はムーミンがフィンランドで、ビッケがノルウェーだそうですが・・・

ビッケはノルウェー!?



『小さなバイキング ビッケ (Vicke Viking)』はスウェーデンの作家(Runer Jonsson)によるスウェーデン語の作品で、フィクションゆえに舞台は不明ですが・・・ (歴史的観点からだと、バイキングの時代、ノルウェーという国はなく、地理的には現在のデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、アイスランドを拠点に航海していたと言えますが。)

スウェーデンの親族にビッケという名の人がいるので、ノルウェーにされちゃったのが、個人的に悲しいです。

しかし、スウェーデンで、この作品『小さなバイキング ビッケ (Vicke Viking)』は現在無名に近いのに、日本では大学入試センター試験で取り上げられるほど有名なんですね!? いや、間違って出題されているので、正確には知られていない!?

また『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人で、ムーミンはスウェーデン語で書かれており、一筋縄ではいかない事実も。 (フィンランドは歴史的にスウェーデンと繋がりが深く、公用語はフィンランド語とスウェーデン語。) 



そもそも、地理の問題でフィクションの物語の場所を出すことがおかしいと思うのですが・・・ 
実は、そういう私も人のこと言えません。

スウェーデンの作家アストリッド・リンドグレーンに(アニメ化されNHKで放映もされた)『山賊の娘ローニャ』という児童文学作品があります。 その物語を指し、



「昔スウェーデンの森にはこんな山賊が住んでいたんだ?いつの時代のこと?」と夫に聞き、「これはお話、フィクションだよ!」と言われました。(夫は目をむいていた・・・)

また、ヨーロッパの民話やアンデルセンには、お姫様が賢い答えをした平民の男と結婚する話がいくつかありますが、「昔、ヨーロッパでは一般的なことだったんですか?」と聞き、夫から「キミは御伽噺というものを知らないのかね」と言われたことも。

外国のことって、事実だか作り話だか、よく分からないものなんですよね。
(日本にニンジャがいると信じている外国人とか、いるしね。)


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