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ニルスのふしぎな旅 by セルマ・ラーゲルレーフ
今年、2006年は、ニルス生誕100周年。 つまり、『ニルスのふしぎな旅』が、スウェーデンの女流ノーベル賞作家、セルマ・ラーゲルレーヴ (Selma Lagerlöf1858--1940)により書かれ、出版され、100年です。
スウェーデン語の原題は、Nils Holgerssons underbara resa genom Sverige (ニルス・ホルガーソンの不思議なスウェーデン旅行)。 スウェーデン南端のスコーネ地方に住むニルスは、動物に悪さばかりする悪戯坊主。 そのゆえ、魔法の力で小さくされ、野生のガンの群れと共に、スウェーデン北端のラップランド地方まで旅するはめに。 ニルスは鳥の背中からスウェーデンの国土を見、スコーネに戻ってきます。 セルマ・ラーゲルレーフは、小学生がスウェーデンの地理を学ぶ為の物語を、という要請を受け、この本を執筆しました。
それならば、スウェーデン人の誰もが、この本を読んだことあるのね!? と、夫に聞いてみると、「うーん、学校の教科書に抜粋されて載っていた箇所を、ちょっと読んだだけ」。 義母に聞いてみると、「うーん、学校の教科書に抜粋されて載っていた箇所を、ちょっと読んだくらいかしら」。 (義父はドイツ人なので、読んだことがない。) スウェーデン人なのに、『ニルスのふしぎな旅』を読破した人は、少ないよう。 それもそのはず、図書館で原書を手に取り、びっくり。 600ページもあるのです! 辞書並みの厚さ!! しかも100年前のスウェーデン語って、大人が読んでも難しいでしょう。 なので、子供向けに物語を短くしたもの、美しい挿絵の絵本など、色々なヴァージョンが出版されています。 他言語にも多く訳され、下の写真の絵本は、ドイツ語版。
セルマ・ラーゲルレーフは、偉大なスウェーデン人作家で、現在彼女の肖像は、20SEK(スウェーデン・クローネ 約300円)紙幣に使われています。 ![]() その裏側の絵柄は、ガチョウと共に空を飛ぶニルスです。 ![]() 彼女の他の作品は、大人を読者としたもので、暗くシリアスなものが多いですが、想像力に富み、スウェーデンの美しい自然、人間の持つ悲しさ、ちょっとしたユーモアなど、読んでいて胸を打たれます。 特に感情表現が苦手な昔のスウェーデン人の、抑えられ、でも滲み出てくる感情が、あますとこなく描かれ、素晴らしいものです。 そんな彼女の『ニルスのふしぎな旅』、実は私も読んだことがありません。 この機会に、ぜひ手に取りたいと思います。
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▽コメントいのさんへ
はじめまして! コメントありがとうございます。
ニルスの旅は、子供向けの本日本でも幾つか出ていますが、全訳って、あるのでしょうかね!?
昔NHKのアニメで「ニルス」をやっていて、毎週、楽しみに観てました!!
がちょうのモルテンに乗ってるんですよね〜 tomatonaさんへ
私も見てましたよ〜、NHKの「ニルス」。
ペットのハムスターと一緒に、がちょうのモルテンに乗ってるんですよね! でも、原作にはハムスターは出てこない・・・ (当時のスウェーデンでハムスター飼ってる子供なんていないって。 あれは日本向けアニメ用のキャラクターだったのか。) コメントの投稿 |
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ニルスの旅は スエーデンが舞台だんですね。
600ページ…
読んでみたいですけど 邦訳さすがにきっと ないでしょうね