北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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Purity (写真展)

この写真展について、最初に知ったのは、偶然目にしたスウェーデン教会発行の新聞にて。 乾いた草原に立つ、黒いスーツを着た若い男性が、白いドレスを着た少女を腕に抱き、二人は静かに目をつむっている。 なんともロマンチック。 ちょっとエロチックでもある。 でも、それは、昔々の少女漫画にあった、処女が夢見る性の幻想といったエロチックさ。

purity.jpg

そのインプレッションは外れてはおらず、この写真展の被写体となっているのは、結婚するまで純潔を守ることを誓った少女達とその父親達。 今アメリカ合衆国でちょっとしたブームというか、現象を巻き起こしている Purity Balls というものだそう。 アメリカの敬虔なクリスチャン家族が1998年に始め、主に10代の子供達が「操を守ります」という契約書をしたため、親が同意し、結婚式のようなドレスを着て、盛大なパーティーを行うのだそう。

このスウェーデン人のカメラマン David Magnusson 氏(←リンク先は、氏のホームページ)は、スウェーデンでは考えられないその発想、その背景にある文化に興味を持ち、Purity Balls を行った父娘達を写真に撮りたいと思ったそう。

スウェーデンの若い(1983年生まれ)の男性が、このようなことに興味を持ったというのが、私にとってはまた新鮮で、展覧会が行われていた博物館は、ときどき子供を遊びに連れて行くため年間カードを持っていたので、ぜひ見に行きたいと思ったのでした。

ようやくコブなしで行くことができたのは、暑い夏日。 展覧会が行われていたのは、昔の古い倉庫?を改造したような小屋で、2階の屋根裏。 もう蒸し風呂状態でしたので、ゆっくり鑑賞するのも難儀でしたが。

ポスター大の大きな写真が掲げてあり、被写体たちへのインタビューもスライドと共に上映されていました。 写真の親子には、Purity Balls のドレスを着用し、お互いの信頼関係を表すポーズをとってもらったとか。 ロマンチックな写真ばかりではなく、けっこうドスコイな親子も。

Purity Balls には、批判も多いそうです。 フェミニズムの立場からはもちろん(女は男に庇護されるべき、女は自分の体を自分で自由にできないという発想ですからね)、性に対して無知な状態にしておくため、望まぬ妊娠や犯罪等に巻き込まれる可能性も大きくなると。 これらの写真は、きれいなだけでなく、その Purity Balls の意味そのものも、観る者に問いかけます。
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「Kanel」 とはスウェーデン語で、「シナモン」のこと。 写真はスウェーデン名物、Kanelsnäcka(シナモンロール)と、私の大好きなスウェーデンの絵本、Findusです。


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