爆殺魔(ザ・ボンバー) by リサ・マークルンド
ただいま日本に一時帰国中です。 早速、図書館に行ってきました。 借りた本は・・・ スウェーデン人女流作家による推理小説。
今まで、スウェーデン小説の日本語訳は、ほとんど見たことがなかったので、珍しく思い、また、この作家と作品は、私の知っているものだったので。 でも、日本語訳の文庫本で、約620ページあるものを、スウェーデン語で読めと言ったら、何年かかるか。 それが日本語だと、あっという間。
原作は、Sprangaren by Liza Marklund。 スウェーデン推理作家協会ポロニ賞受賞作品。 だから私が知っていたかというと、そうではなく、スウェーデン語の教科書に、一部抜粋が載っていたのです。 読解問題に、「女性が家事と仕事を両立することは大変なことでしょうか」「彼女の夫は、妻に協力的ですか」「彼女の男性の同僚は、彼女に理解がありますか」なんてあり、そのときは、移民向けのスウェーデン語の教科書に載っているくらいだから、偽善的な小説かと、眉唾に思ったのですが・・・ 読み始めたら、止まらなく、一気読み。 主人公の女性は、夕刊紙の記者。 昇進し、報道部デスクになったが、それがおもしろくない同僚や部下からの嫌がらせで、ストレスも溜まる一方。 国家公務員である夫も、仕事は忙しいが、幼い二人の子供たちの面倒は、夫婦二人で協力しながら見ている。 ストックホルムで行われるオリンピックの競技場で、爆発殺人事件が発生。 事件を調べるうち、彼女は、意外な背景を知り、自らも巻き込まれていく。 スウェーデンというと、色々な面で「クリーン」という印象があるかと思います。 また、先進的で、男女平等。 しかし、この小説の中にあるのは、どろどろした病的な現実。 根強い男尊女卑。 仕事と育児の間で、すれ違う夫婦。 野望のために子供を捨てる親。 でも、そんな現実の中で、模索しながら自分の人生を生きようとする、彼らは普通の人々。 児童書だけでは分からない、スウェーデンの現実社会を、この小説で知ることができるかと思います。 しかし、舞台がストックホルムのため、私には具体的なイメージが湧かない面も多く、「自分は重要人物」といった態度で、忙しく働きまわる登場人物たちは、南部で嫌われている、ストックホルム人の典型的な姿かな、と苦笑してしまいました。 |
▽コメントわたしも読みたい!
ほんと、本当、身近に「日本語の本の図書館」欲しいです。 近所に住んでいたら、お互い貸し借りもできるのにね〜。 北欧に持って帰るのも大変なので、日本で読み貯め! ノルウェーの小説も、探して読んでみようと思います。 来年の夏・・・ もういくつ寝れば・・・ 定食屋兼図書館
ママくまです 「3びきのくまの定食屋」構想、秘かに練っています(冗談半分ですが!) 定食屋で日本の定食を出しながら、日本の本の図書館もするってのは どうですか?!たとえばオスロとかで。 帰国される方に日本の本を寄付してもらったりして蔵書を増やし、 北欧在住の方に無料で貸しだしする! このアイディアどうですか?? そういう店があったら わたしも行きたいですぅ。 ああ、ほんとにいつかはじめようかなぁ。。
フィンランドの「かもめ食堂」に対抗して、ノルウェーで「くま食堂」。 日本食と日本の本を提供する、日本人と日本に興味がある 人たちの憩いの場・・・ そんなオアシスを、北欧に作りましょう! どこの国に行っても、日本食と日本(語)の本、必要ですよね。 特に寒くて殺伐とした北欧には、そんな温もりが必要よ。 コメントの投稿 |
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スウェーデンの推理小説!読みたいですねぇ。
ノルウェーの小説なんかも読みたいです。
こちらにいて「あったらいいなぁ」と思うもの「日本語の本の図書館!」ですね。
絵本にしろ、大人のいろんな読み物にしろ、毎回買っていては大変ですし
中を見て選びたいし。。。
来年の夏に一時帰国したらいっぱい図書館にいこうかしら。。。
まだまだ先ですね。(涙)