北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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ニガヨモギで作る防虫サシェ

手刺繍のハンカチを、セカンドハンドショップで見つけました。 約25cmの正方形で、同じ刺繍がしてあるものが3枚揃っていたので、ハンカチというより食卓のナフキン用ではなかと思います。 縁周りもきれいに刺繍でかがってあります。 使用された形跡はなく、こんな手の込んだ刺繍作品が、3枚で15kr。 (だからセカンドショップ巡りは止められない。)

malorts1.jpg

再利用(リフォーム)するために購入しました。 作ろうと思ったのはニガヨモギの防虫サシェ。 ニガヨモギは、スウェーデンでは雑草として生えています。 古代から薬草として、特に回虫や寄生虫駆除の薬として使われてきましたが、毒性が強いので現在は飲服は禁止されているよう。 また、この葉の匂いを虫は好まないので、衣服の防虫剤としても使えます。 義母のお母さんは、洋服ダンスにニガヨモギを入れていたそう。 乾燥するとボロボロになってしまうので、サッシェを作りたいと思っていたのです。

malorts2.jpg

ニガヨモギの匂いは、本当に苦いような、良い香りではないので、ラベンダーやミントを一緒に詰めることに。 きれいに刺繍してある布を切るのは気が引けましたが・・・ 刺繍の部分を正方形に切り取り縫い閉じたものと、袋状にして口をリボンで縛ったもの、2種類のサシェができました!

malorts3.jpg

誰かが丁寧に刺繍した作品。 日の目を見ることなく、持ち主が要らなくなった後(或いは、いなくなった後)、セカンドショップに持ち込まれたのでしょうか。 そんな品を作り直すのは、ちょっとセンチメンタルになるけど、楽しくて嬉しくもあります。

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カレン・ブリクセン Karen Blixen

カレン・ブリクセン博物館に行きたい!と、強く思ったのは、歯医者の待合室で手に取ったスウェーデンの女性向け雑誌に載っていた、デンマークのシェラン島にある「カレン・ブリクセン博物館」の特集記事を目にしたとき。

すぐ行ける距離に、デンマークの国民的女流作家、カレン・ブリクセンの博物館があるのは知っていたし、なんとなく気になっていたものの、結局私を強く揺り動かしたのは、雑誌の中にあった、彼女の生家であり今は博物館となっている古いお屋敷の写真、素敵なお庭とインテリア。 さすが女性誌、女性の心の掴み方が上手い。

その前に、今年の初めに日本へ里帰りしたとき、新聞の書評で『バベットの晩餐会 (ちくま文庫)』に関する記事を読み、著者のイサク・ディーネセンが、実はカレン・ブリクセンの別名だと知り驚いた。 『バベットの晩餐会』といえば、1987年にアカデミー賞外国語部門を受賞し、評判の高かったデンマーク映画ではありませんか。

そのとき、この小説を読みたいと思い、そのままになっていました。 映画も観ていないのですが、日本語版はDVD化されてないらしい。

「カレン・ブリクセン博物館に行きたい!」と夫に言うと、「僕も行ったことないし、彼女の作品で読んだのは "Out of Africa (Penguin Modern Classics)" だけだよ。 とってもエキセントリックでドラマチックな人生を送った作家なんだよね」。

そこで初めて気づいたのですが、メリル・ストリープとロバートレッド・フォード主演、シドニー・ポラック監督のアメリカ映画、『愛と悲しみの果て Out of Africa』(1985年度作品、アカデミー賞の作品賞及びゴールデングローブ賞受賞)は、カレン・ブリクセンの映画だったんだ! (これは見たし、DVDもたくさん出てます。)

愛と哀しみの果て愛と哀しみの果て
(2004/09/29)
メリル・ストリープロバート・レッドフォード

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カレン・ブリクセン (Karen Blixen) は20世紀のデンマークを代表する国民的文豪。 1885年生まれ。 結婚後アフリカのケニアに移住しコーヒー農園を経営。 結婚と事業が破綻し、17年間暮らしたアフリカから、デンマークにある生家(現在は博物館)に戻り、1962年に亡くなります。

彼女の作家デビューは、Isak Dinesen (日本語表記では アイザック・ディーネセン、あるいはイサク・ディーネセン)という男性名で執筆し、アメリカで1934年に出版された『七つのゴシック物語』。 アメリカでの彼女の人気や知名度は高いようです。

Seven Gothic Tales (Penguin Twentieth Century Classics)Seven Gothic Tales (Penguin Twentieth Century Classics)
(1993/09)
Isak Dinesen

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彼女は英語とデンマーク語の両方で執筆し、Isak Dinesen と本名の Karen Blixen を使い分け、作風もそのつど変わるような、複雑な面を持っているとか。 

これから、博物館に行く前に、彼女の作品を読み込んでいきたいと思います。

追記:
もうちょっとカレンブリクセンについて「カレン・ブリクセンの肖像
博物館に行きました→「カレン・ブリクセン博物館

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