アルミニア ロイヤルコペンハーゲンの絵皿
ロイヤルコペンハーゲンと思われる、小さな絵皿を、セカンドハンドのお店で見つけました。 デンマークの名所が描かれた、直径8cmほどの絵皿は、全部で15枚ほどあり、持ち主がコツコツ集めていたものなのでしょう。 1枚10krだし、ちょっとしたお土産として贈るのにちょうどいいなと、全部買い求めました。
絵皿の裏を返して不思議に思ったのは、バックスタンプがロイヤルコペンハーゲンの王冠と波のマークではなかったこと。 いえ、一枚だけありましたが。 後は全て、このような三本線のマークにDENMARKとある。 (コペンハーゲン老舗デパート Magasin の値札の切れ端が付いていますが、かなり古いものですね。) ???と思っていたとき、ふと読んでいた日本で貰ったコペンハーゲン特集の旅行雑誌に、このような記述が。 「1960年頃のカップとソーサー。 すでにないアルミニアというブランドのもの」。 そのカップの裏に、まさしく上記の絵皿にあるマークが付いていたのです!
デンマーク語でどう綴るのか分かりませんが、アルミニアというブランド名を手がかりにネット検索をしてみました。 そして辿りついたのが、こちらのブログ 『Schwalbe』。 インテリアをテーマに骨董のお話なども興味深いです。 「バックスタンプを巡る冒険」という記事に、三本線とDENMARK のマークがある陶器の壷が。 そして、このマークはロイヤルコペンハーゲンを買収したアルミニア窯のマークであること、1969年にマークをロイヤルコペンハーゲンに統一した、という説明がありました。 また、こちらの記事のコメントに、アルミニアの「DENMARK」のアルファベットの上か下にある印により制作年代が分かる、という情報とそのサイト先 (Alminia) がありましたので、早速そのページを参考にチェック。 私が手に入れた絵皿の、全ての年代が分かりました。 一番古いものだと、1936年のもの。 また、マークの下にあったイニシャルを元に、絵師が誰かも判明しましたよ。 また、ロイヤルコペンハーゲンを取り扱うオンラインショップで、この小さな絵皿は、デンマークの観光名所をモチーフにした、お土産用のシリーズであることも知りました。 ふぅ~、私もバックスタンプを巡り、ちょっとした冒険ができ、アルミニアの謎が解けました。 『Schwalbe』さん、ありがとうございます! スポンサーリンク
|