Fluffy by Simone Lia
スウェーデン語に翻訳されたと知り、図書館に行ってみたら、オリジナルの英語版を見つけ、借りてきました。 マルタ系イギリス人のグラッフィク・アーティスト、Simone Lia によるコミック ”Fluffy”。
ハードカヴァーの表紙は、空色地に、紺と白だけを配色した装丁。 タイトルとイラスト部は触ると凸凹。 ほぼ正方形に近い形に、200ページ近くある厚みは、箱のよう。 手に取るだけで楽しくワクワクする本です。
また内容も、とってもワクワクさせてくれます。 Fluffy は小さな白い子ウサギで、保育園に通っています。 飼い主の Michael をお父さんだと思い、自分はウサギじゃないと信じています。 ロンドンに住む Michael は、自分の今の人生が物足りず、また将来に漠然とした不安を抱き、ちょっと付き合った Fluffy の保育園の先生からはストーカーのようにつきまとわれ、ロンドンを脱し、Fluffy と一緒に、両親が住むシシリアに電車を乗り継ぎ行くことにします。 シシリアではシシリアで、問題ありありの彼の家族たちの騒動に巻き込まれ・・・ 普通の日常を、誰もが抱えるエーモショナルな部分を、ちょっと斜めの角度から描いた、グラッフィク・ノベル。 ヨーロッパでは、このようなスタイルのコミックは多いですが、日本にはあまりないタイプかも。絵本のような、漫画のような、でも、そのどちらでもないジャンル。 かわいいだけでない、しっかりした手ごたえのある、思春期以上の大人のための読み物。 Michael の困惑、Fluffy の天真爛漫さのコントラストに心をくすぐられ、シュールなジョークに、ちょっとしたユーモアに笑い、最後はとってもハッピーな気分にしてくれるコミック。 肩肘はらずに読める英語なので、原書での購入もお勧めです! |









