リッランとねこ Kattresan by Ivar Arosenius
今週から始まった BOKREA (年に1度の本の大バーゲンセール市)で、以前から欲しいと思っていた絵本、Kattresan (The Cat Journey 猫との旅)を購入。
![]() 著者(絵と文)の Ivar Arosenius (1878-1909) は、スウェーデンの芸術家。 没後の1909年に、この絵本は出版され、何度も版を重ねるベストセラーです。 私が Kattresan を知ったのはスウェーデンのアンティーク番組(「なんでも鑑定団」?)で。 この絵本の初版を持っていた人が登場したとき、夫が「あ、mormor(母方のおばあちゃん)も(初版ではないけど)持っていた。 懐かしい〜」と言い、奇想天外なお話とイラストに興味を持ったのでした。 この絵本、20ヶ国語に訳され、日本語もあります。
Lillan (リッラン)が道を歩いていると猫と会い、猫の背中に乗って一緒に旅をすることに。 テキストは全て韻を踏んでいて、それゆえ話の筋という筋はなく、他愛のないもの。 絵も、「本当に芸術家が描いたのかぁ〜!?」と叫びたくなるほど、ヘタウマ。 ワニはドラゴンみたいだし、ムチを持つ Lillan の表情は小悪魔的だ!? などと、ちゃちいれたくなってしまう。 いや、Ivar Arosenius は芸術家であり、イラストレーターではないのです。 この絵本は、彼が娘のために書いたそう。 (絵も簡単なスケッチといった風。) スウェーデン語で Lillan とは、「おちびちゃん」といった愛称でもあります。 しかし Ivar Arosenius は、娘が3歳のときに他界します。 血友病のため若く亡くなったのでした。 彼やその家族について調べていくと、かなり悲劇的な事実が・・・ それはさておき、やはり世代を超えて人々を魅了するものが、この絵本にはあります。 クライマックスは、王様のところでご馳走を食べ過ぎ、猫のお腹が破裂し、腸が飛び出るシーン(!!)。 でも、そこは機転を利かせて・・・ 絵本って、こんな風に、お話書いて絵を描いて、子供に読み聞かせ楽しませるために作られたものなんだなぁ〜って、感じる本です。 |
あしなが人形
ちょっと前になりますが、ricca67さんのブログ『レトロモード』で紹介されていた、「ひざを抱えた人形」の写真を拝見したとき、ああっ!と思いました。 (ricca67さんのブログを見ていますと、ああっと思うことが度々。)
ricca67さんが、おじい様のお家から連れて帰ったお人形、ひざを抱えて座らせることができるお人形、実は私も持っているのです。 ![]() ricca67さんのお人形と比べますと、顔の造りが違いますが、胴体部の造りはまったく同じ。 材質も同じようで、やはり胴体にはおがくず、足・腕には厚紙が入っているみたいです。 ricca67さんは、お人形が紛失してしまった長い三角帽の代わりに、オモチャ箱にあった毛糸の帽子を被らせてあげていましたが、私の人形もやはり三角帽を被っています。 (頭に張り付いていたので、なくならなかった。) ![]() そして、この人形の特徴で、びよよよ〜んと足が長く伸びます。 私が子供の頃の古いもので、同じ造りの人形(色違いの緑の服だったと記憶していますが)を、もう2体ほど持っていたはずですが、現在残っているのは、この1体のみ。 ricca67さんの記事にコメントを寄せられていた方が、「KAMAR」の刻印はございますか?とお聞きしていましたが、私の人形にも、刻印やタグなどは何もついていません。 残念! DREM PETS おがくず人形同様、昔出回り消えてしまった人形のようですね。 「あしなが」というと、こちらの本が思い浮かびます。 孤児の女の子が、とある金持ちの援助により、女子大に行かせてもらうことになる。 その人は決して本名を明かさず彼女の前に姿を表すことはないが、その後姿が蚊トンボみたいにヒョロリと足が長かったので、彼女は「あしながおじさん」と呼び、学園生活の様子を手紙にしたため送ります。
小説は、彼女からあしながおじさんへの手紙といった形で書かれているのですが、1900年代初頭のアメリカの女子大の生活が、とても興味深く楽しく、作者によるユーモラスな挿絵が、味があっていいんですよ。 さてさて、お人形の方ですが、ricca67さんは立たせると長くなるお人形の足が怖かったそう。 私の夫も、この人形は座っているのはかわいいけれど、足を伸ばすと不気味で悪夢に出てきそう・・・ と怖がります。 彼には、もうひとつ怖がっているものがあって、それは私の祖母が持っていた小さな小さな、財布に付ける根付のダルマなのですが・・・ ![]() |
チェブラーシカ ロシアの人形アニメ
帰省中の日本で購入したチェブラーシカのダイアリー。 スウェーデンでお留守番していた夫へのお土産です。 この手帳を手にした彼の喜びようといったら!
![]() チェブラーシカは、ロシア(旧ソ連)で制作された子供向け人形アニメ。 スウェーデンでは1975年からテレビで放映され、夫が子供のとき大好きだった番組。 スウェーデンでチェブラーシカは Drutten (ドルッテン)と呼ばれています。 クマのようなサルのような、そのどちらでもない「外国から来た」生き物、チェブラーシカ。 オレンジの箱に入っていたのを、見つけられました。 (当時ソ連でオレンジは、外国からの高値の果物。)
ロシアはもとより、スウェーデンでも大変な人気だったそう。 ソビエトTVから2体の人形を買い取り、独自の映画も制作。 その撮影現場の写真が、こちらです。 ![]() なんで、こんな貴重なものを持っているかというと・・・ とある経由で、偶然スウェーデン制作版の写真やセルを手にした夫の友人、夫がチェブラーシカ大好きなのを知っていたので、クリスマスにプレゼントしてくださったのです。 ![]() 「子供の頃、チェブラーシカ見なかったの?」と夫は驚きながら私に聞きますが、日本でムーミンは制作放送されていても、チェブラーシカは放映されていなかったんだよー。 しかし2001年に、日本でチェブラーシカの短編映画が公開されてから、その愛らしいキャラクターゆえに爆発的な人気となっていたのですね。 キャラクターグッズも色々あるではありませんか。 ![]() 日本製チェブラーシカの手帳(でも文字はほとんどロシア語のキリル文字で、日本製とは一見分かりませんが、地下鉄路線図がしっかり入っている・・・)を、早速ハンガリー出身の友人に見せたら大感激だったそう。 やはり幼少の頃チェブラーシカと共に過ごしたのでした。 「わぁ〜、どこで買えるのぉ!?」と羨ましがる彼に、付属の小さな小さなシール(よくスケジュール手帳に付いている)を、1枚(小指の爪くらいの大きさ)あげたそうです。 いい大人が・・・ いじらしいですね♪ |





















