アストリッド・リンドグレーン Astrid Lindgren
今年2007年は、スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーン生誕100年ですが、彼女が亡くなり5年目でもあります。 (1907年11月14日生まれ。 2002年1月28日没)
アストリッド・リンドグレーン没後、2002年に、スウェーデン政府主催による「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞 (Litteraturpriset till Astrid Lindgrens minne)」が設けられ、昨日(5月30日)、その式典が執り行われました。 今年の受賞者は、ベネズエラの Banco del Libro。 2005年に日本の荒井良二氏が受賞したのは、記憶に新しいところでしょうか。
この本は、アストリッド・リンドグレーンという作家の評伝です。 読みやすいうえに、内容がしっかりしていて、お勧め。 子供たちの日常を元気に描いたお話から、子供と死をモチーフにした壮大なファンタジーまで、大人も子供も惹きつける作品を数多く世界に出した彼女。 彼女の描く子供たちは、皆自立し、自我を持っていますが、それは彼女の生き方を反映しているように思います。 地元で就職した新聞社の上司との間に子供ができたものの、彼のプロポーズを断り、未婚のまま出産。 スモーランドの小さな田舎町では大スキャンダルだからか、(デンマークの首都)コペンハーゲンで出産しています。 その後、生まれた子供は自分が養育できるようになるまで里子に出し、自分はストックホルムに働きに出て、別の男性と結婚することになります。 こんなエピソードから、彼女は、自立し強い自我を持ったスウェーデン女性の先駆者だったという印象を受けますね。 |
「やかまし村」はスウェーデンに現存!
「彼女が住んでいるところは、まさにやかまし村の子どもたち / リンドグレーン、大塚 勇三 他、そのままのなのよ!」
そう私に目を輝かせ話してくれたのは私の友人。 「彼女」とは、友人の親しい知人であるスウェーデン人女性で、今年生誕100周年をむかえるアストリッド・リンドグレーンと同郷、スモーランド Småland に住んでいるBさん。 その友人が日本から遊びに来て、私は友人と一緒にBさんを訪れることになり、素晴らしい自然と共に、素晴らしいBさんの人柄にも触れることになりましたが、その詳細は私のメインブログ『スウェーデンの四季』で。 上の本の表紙と下の写真、見比べて見てください。 (これは遠く離れた近所の風景ですが、Bさんのお家はもっとステキで、まさに表紙の絵そのもの。) ![]() リンドグレーン作品集 やかまし村シリーズ 3冊セット / アストリッド リンドグレーンは、スモーランドの田舎に住む子供たちの何気ない日常を描いたもの。 しかしリンドグレーンの筆にかかると、そんな毎日がユーモアたっぷり、愛しいほど輝きます。 75歳になるBさんも、元気でユーモアがあり、滞在中はリンドグレーンの世界にいるような感じを覚えました。 友人はBさんに、『やかまし村の子供たち』のことを伝えたかったのですが、原題が分からず。 本屋に行って探したところ、スウェーデン語では "Alla vi barn i Bullerbbn" です。 追記 RENEさんのブログ『ハンドメイドなひととき』に、在日スウェーデン大使館でリンドグレーンの生誕100年を記念した「スウェーデン児童文学フェア」が行われたという記事があります。 |











