北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
2007/02 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 

John Bauer (スウェーデンの画家、イラストレーター)

壁に掛かっているのは、義母から譲り受けた(なんでも貰う私)、ジョンバウアーの絵。 義母はジョンバウアーのイラストが好きで、この額は、彼の絵を飾るため、わざわざ特注して作らせたそう。 (絵自体は印刷されたものなので、価値はありませんが、この額縁の方が価値あるかも!?)

bauer1.jpg

John Bauer (英語読みだと、ジョンバウアー。 日本語でもそう表記されることが多いですが、スウェーデン語読みは、John が、ジョンではなく、「ヨン」という発音になります)は、スウェーデンを代表する画家であり、イラストレーターとして数多くの挿絵を手がけました。

1882年、スウェーデンの Jönköping (イィエンシェピング)生まれですが、父親は南ドイツ出身、母親はスウェーデン人。 (だからドイツ系の名前なんですね。) Jönköping は、ストックホルムとスウェーデン南端の間の、真ん中あたりに位置し、スウェーデンで2番目に大きな湖、Vättern のほとりにある町です。

スウェーデンの自然を愛した彼は、早くから絵の才能を発揮し、ストックホルムのロイヤル美術アカデミーで絵の勉強をしました。 本の挿絵、特にスウェーデンの民話などを手がけたものが成功し、有名に。 彼の幻想的で繊細な絵柄は、御伽噺を引き立てます。

本の挿絵画家としてでなく、もっと大きな作品を手がけたいという野望を持っていた、ジョンバウアーですが、その夢は叶いませんでした。 1918年、バウアー35歳のとき、妻と2歳の息子と共に乗った船が、Vättern湖に沈み、誰一人助からなかったのです。

この絵は、ジョンバウアーの作品の中でも、有名なもの。 ”Princess Tuvstar” (1913年) 

bauer2.jpg

彼が描く、御伽噺のお姫様のモデルは、彼の妻、Esther Ellquist であったそうです。 Esther とバウアーは、ストックホルムの学校で出会い、共に絵を学んだ仲でした。

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ FC2Blog Ranking


スポンサーリンク

関連記事

Swedish Folk Tales illustrated by John Bauer

夫が持っていた、「John Bauers Sagovärld (ジョン・バウアーのお話世界)」

bauer3.jpg

毎年クリスマスになると、美しい挿絵が付いた、スウェーデンの昔話の本が発行されていたそうですが、なかでも一番人気はジョン・バウアーのイラスト。 この本は、1966年、Elsa Olenius により、それらの挿絵とお話、その他のジョン・バウアーのイラストを集め、編集された本の再版。 残念ながら、紙の質や印刷はあまり良くありません。 (1987年に、当時東ドイツだった Leipzig で印刷されたもの。 製本はしっかりしています。) でもジョン・バウアーの美しく神秘的な絵の数々と、エルサ・ベスコフをはじめ、スウェーデンの作家が執筆した民話は、じゅうぶん楽しめます。 (絵と文で200ページ以上。) ジョン・バウアーの繊細で幻想的なイラストを見ていると、時間がたつのも、今自分がどの世界にいるのかも、忘れてしまいそう。

下のイラストは、暗く淡い色彩が多いジョン・バウアーの絵の中で、ずいぶんはっきり、すっきりした色合いで、目を引きました。 なによりも、スウェーデンの自然以外なにものでもない、この風景! ジョン・バウアーは、スウェーデンの自然や空気、御伽噺の人物を、見事に描いた画家です。

bauer4.jpg

ジョン・バウアーが、幼い息子のために描いた絵には、1917年クリスマス、という日付が・・・ それは、バウアー一家が乗った船が沈没する年の、一年前のクリスマス。 

bauer6.jpg

ほとんどの絵は、ページ全体、あるいは3/4を占めるカラー絵ですが、小さな白黒のイラストも、また味わいがあります。

bauer5.jpg

"Swedish Folk Tales illustrated by John Bauer” という本が、エジンバラの出版社から、英訳で出ています。 内容的には、ジョン・バウアーのイラストとスウェーデンの民話で構成され、”John Bauers Sagovärld” とほぼ同じですが、こちらの本に載ってないイラストもあり、豪華。 

Swedish Folk Tales Swedish Folk Tales
John Bauer (2004/08/26)
Floris Books
この商品の詳細を見る

関連ページ 『John Bauer (スウェーデンの画家、イラストレーター)』

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ FC2Blog Ranking


スポンサーリンク

関連記事

 | HOME |  »

検索はこちらで


↓グーグルで検索↓
カスタム検索

↓ブログ内検索↓


スポンサーリンク



カテゴリー



プロフィール


Kanel

Author:Kanel
「Kanel」 とはスウェーデン語で、「シナモン」のこと。 写真はスウェーデン名物、Kanelsnäcka(シナモンロール)と、私の大好きなスウェーデンの絵本、Findusです。


メッセージ



おすすめリンク



タグ


タグのキーワードからも記事を検索できます。

リンドグレーン ムーミン スコーネ  ラーゲルレーヴ アラビア 切手 ニルス ブリクセン フィンランド バウアー ドイツ Nordqvist ラーバン アルフォンス バムセ Bergman ベスコフ ピッピ バック アンデルセン トムテ Findus ワンダーブック デンマーク リネン バーナビー警部 ルイボス スウェーデン アルミニア 刺繍 うんち レトロ クリスマス ロイヤルコペンハーゲン サッシェ ジョン ホガナス サシェ 人形 リンdグレーン パエトーン ミヤオ Tan Shaun マウス ぽこよ Bilibin ビリービン ホッツェンポロッツ 赤坂三好 えほん寄席 しばわんこ クリスマスシrール オペラ くるみ割り人形 リスベスツヴェルガー ヴァランダー リネア オースティン レオナルド・ダ・ヴィンチ 復活祭 リッラン 古本屋 おがくず人形 Ottalia Adelborg ケイトグリーナウェイ 鉤針編み チロルテープ カフェマット クロス 


北欧絵本関連




RSSフィード



訪問してくださった方々