北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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大草原の小さな家(アメリカドラマ&原作)

子供の頃、テレビでよく見、憧れの世界でもあった『大草原の小さな家』。 アメリカの開拓時代を生きる、家族の物語。 このドラマシリーズを、デンマークの国営放送で、最初から再放送しています。 

私が暮らすのは、ニルスの出身地と同じ、スウェーデンの南端スコーネ地方。 デンマークの首都、コペンハーゲンがあるシェラン島は、目と鼻の先。 それゆえデンマークのチャンネルも見られるのです。 先日スウェーデンの新聞の、テレビ関連投書欄に、「大草原の小さな家シリーズを、もう一度見たいので再放送してください」という、読者からテレビ局への要請が載っていたのですが、テレビ局からの返答は「その予定はありません。 DVDが出ているので購入して見て下さい」と、つれないもの。 こんなとき、デンマークTVの放映も見られ、ラッキー。

さて、北欧で『大草原の小さな家』を見ていると、知らなかった発見が色々あります。 まず、デンマークでは、オリジナルの英語放送で字幕。 なので、日本語放送とは違う言い回しに、気づきます。 そして、スウェーデン移民者が多くいること! 

1800年代、多くのスウェーデン人がアメリカに渡り、ほとんどは東部のミネソタに定住しました。 主人公ローラの家族も、ミネソタに住んでいて、一家が住む町から、一番近い都市マンケイトは、スウェーデン人開拓者が築いた都市だそうです。 ローラの隣人にも、スウェーデン系らしき人は多くいます。 

町の有力者、ハンソンさん。 英語では Hanson ですが、元のスウェーデンの名は、Hansson でしょう。 アメリカに長く暮らすうち、スウェーデン式の名前は英語式になり、特に”S”は抜け落ちるパターンが多い。 彼が取り乱したとき、”Nej, nej! (ネーイ、ネイ)” と、スウェーデン語を喋っていました! (Nej は No の意味。)

雑貨家のオルソンさんも、Oleson → Olesson というスウェーデン系の苗字。 そして、彼の名前は、「ネルス Nels」 というのですが、これは「ニルス Nils」が訛ったのではないでしょうか!?

Lundstrom という名前の家族も出てきましたが、これも典型的スウェーデン人の苗字。 アメリカ式の発音では気づきませんが、字幕で気づきました。 スウェーデン語では、Lundström と、”O” の上に、点々が付く、スウェーデン特有のアルファベットの綴りになります。

このようなことを知ったのも、スウェーデン人の夫と見ていたから。 「アメリカ的勧善懲悪や説教臭いのが嫌い」と言う彼を、無理やり見せているのですが・・・ 当時の人々が身に付けている、服や小物も、シンプルだけどセンスがよく、素敵。 ローラとお姉さんのメアリーが、頭に乗せていた毛糸の帽子、とってもかわいいけど、ちょっと不思議な形。 それを言うと、「あれはマフラーにもなる帽子だよ」。 そんなことも教えてもらったりして、子供の頃とは、また違う視点で、このドラマを楽しんでいます。

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昔、アメリカに語学留学していたとき、『大草原の小さな家』シリーズの原書(英語)を、ボックスセットで購入。 スウェーデンに持ってきました。 今、義母に貸しています。 この本の魅力は、日常生活の様子が、細々詳しく書かれているところ。 女性にとっては、そんな話が、一番興味深いですよね。 原作にも、スウェーデン人や他の北欧系移民が、よく登場するそうです。 こちらも読み返すと、新しい発見があるかもしれません。

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三びきのやぎのがらがらどん (北欧民話より)

このブログの右端に、『北欧絵本』関連の本が、自動的に紹介されています。 そのうちの1冊に、目を留めた夫、「あっ、これは、Tre bockarnaじゃない!?」

スウェーデン語タイトルは、”Tre bockarna Bruse” (トレー ボッカルナ ブルーセ 『3匹のヤギたち ブルーセ』)。 Bruse は、3匹の兄弟ヤギの苗字。 大きいヤギ、真ん中のヤギ、小さいヤギは、毎日橋を渡り、谷の向こう側に、草を食べに行きます。 しかし、橋の下には悪いトロールがいて・・・ けっこう他愛ないお話。 (表紙の写真が、ずいぶん、大きく出てしまいました。 ちょっと怖い。)

三びきのやぎのがらがらどん―アスビョルンセンとモーの北欧民話 三びきのやぎのがらがらどん―アスビョルンセンとモーの北欧民話
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日本語タイトルは『三びきのやぎのがらがらどん』、え・マーシャ・ブラウン、とありますが、この名前は英語系。 ??と思っていたところ、いつもお世話になっております、ノルウェーにご一家で暮らすママくまさんのブログ「3びきのくま日記」で、紹介されていました! しかも、日本語版英語版とも。 詳しくは、ママくまさんのブログも、ご参照いただくとして・・・

ママくまさんによりますと、マーシャ・ブラウンは、絵を描いた人。 でも夫に聞いてみると、「この絵は見たことない」。 大中小の大きさのヤギが橋を渡っているので、Tre bockarnaだな、と思ったらしい。 スウェーデンでは、けっこう知られている民話で、本もいくつかのヴァージョンが出版されているそうです。 私も、図書館で調べてみますね。

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