BLAME! by 二瓶勉
『BLAME!(ブラム!)』は、1997年1月号から2003年9月号まで、月間アフタヌーンに連載されていた漫画です。 私がこの漫画を最初に読んだのは、スウェーデンで・・・ 夫が日本から1,2巻を取り寄せて持っていたのね。 画風やSF設定のストーリーも私好み。 しかし、極端に台詞が少ないサイバーパンクな内容が、いまいち理解できない。 夫は絵を見て全てを理解し、あとは想像力を働かせるようですが・・・(それは、BLAME!の読み方として、大変正しい。) それでも、この独特な画風と世界観に惹かれました。
次に日本に行ったとき、ある本屋さんの漫画コーナーで、BLAME!が平積みになっていました。 喜び勇んで、そこにあった3〜8巻まで、まとめ買いですよ、夫は。 どうやってスウェーデンに持って帰るの、これ・・・
その後、日本に帰省する度、私が古書店チェーンで探していたのですが、なかなか見つからなかった最終巻である10巻。 この度ついに手に入れ、船便で送ったものが、ようやくスウェーデンに到着。 10巻だけ読んでも意味分からない(忘れちゃった)ので、遡って読むうち・・・ また、どんどんBLAME!の世界にハマってしまいました。
「基底現実」「ネットスフィア」「統治局」「セーフガード」「珪素生物」といった用語や種族(?)が出てきて、どう敵対関係にあるのか、自分で図解しながら読まないと、相変わらず理解できませんが。 でも読めば読むほど、好きなんだなぁ、この作品。 キャラクターが格好いいんだなぁ、また。 「キャラクターたちが、なんていうか、たぶん私にとってセクシーで魅力的なんだよね」と夫に言うと、「腕がぶっ飛び、足がもげ、体がどろどろに解けて、別の形に再生するのがセクシーなんだ、君にとっては」。 うう・・・ サイバーパンクなので、体はサイボークで、意思が機械にアクセスするんだけど、アクションものでもあるので、戦闘シーンが多いのよね。 『BLAME!(ブラム!)』は、海外での評価が高い作品でもあります。 |
チェブラーシカ ロシアの人形アニメ
帰省中の日本で購入したチェブラーシカのダイアリー。 スウェーデンでお留守番していた夫へのお土産です。 この手帳を手にした彼の喜びようといったら!
![]() チェブラーシカは、ロシア(旧ソ連)で制作された子供向け人形アニメ。 スウェーデンでは1975年からテレビで放映され、夫が子供のとき大好きだった番組。 スウェーデンでチェブラーシカは Drutten (ドルッテン)と呼ばれています。 クマのようなサルのような、そのどちらでもない「外国から来た」生き物、チェブラーシカ。 オレンジの箱に入っていたのを、見つけられました。 (当時ソ連でオレンジは、外国からの高値の果物。)
ロシアはもとより、スウェーデンでも大変な人気だったそう。 ソビエトTVから2体の人形を買い取り、独自の映画も制作。 その撮影現場の写真が、こちらです。 ![]() なんで、こんな貴重なものを持っているかというと・・・ とある経由で、偶然スウェーデン制作版の写真やセルを手にした夫の友人、夫がチェブラーシカ大好きなのを知っていたので、クリスマスにプレゼントしてくださったのです。 ![]() 「子供の頃、チェブラーシカ見なかったの?」と夫は驚きながら私に聞きますが、日本でムーミンは制作放送されていても、チェブラーシカは放映されていなかったんだよー。 しかし2001年に、日本でチェブラーシカの短編映画が公開されてから、その愛らしいキャラクターゆえに爆発的な人気となっていたのですね。 キャラクターグッズも色々あるではありませんか。 ![]() 日本製チェブラーシカの手帳(でも文字はほとんどロシア語のキリル文字で、日本製とは一見分かりませんが、地下鉄路線図がしっかり入っている・・・)を、早速ハンガリー出身の友人に見せたら大感激だったそう。 やはり幼少の頃チェブラーシカと共に過ごしたのでした。 「わぁ〜、どこで買えるのぉ!?」と羨ましがる彼に、付属の小さな小さなシール(よくスケジュール手帳に付いている)を、1枚(小指の爪くらいの大きさ)あげたそうです。 いい大人が・・・ いじらしいですね♪ |
MOEとデトロイト・メタル・シティ
『MOE』という、絵本関連の雑誌のバックナンバーを見るため、出版社のホームページにアクセスしたら・・・
いきなり、デトロイト・メタル・シティ の文字が!!
同じ白泉社であったか。 しかも、実写映画化決定って・・・!? |
レーナ・マリア
スウェーデン人ゴスペルシンガーとして活躍するレーナ・マリアが、スウェーデンの番組にゲスト出演していました。 そこで紹介されていた、日本で出版されている彼女の漫画。
「このマンガは偉大な人たちの伝記シリーズで、マザーテレサ、ダイアナ妃やモーツァルトなどに続いて・・・ レーナ・マリアなんです」と可笑しそうに笑う彼女。 「で、レーナ・マリア、なんですかぁ」と腑に落ちない面持ちの司会者。 それもそのはず、日本をはじめアジアでも人気が高く、ツアーを何度も行っているレーナ・マリアですが、実は本国スウェーデンでは、ほとんど知られていません。 そんな彼女が、日本では国民の80%が知っている超有名人で、偉人として扱われ、歴史上の大人物と共に伝記漫画に描かれるなんて、スウェーデン人にしてみたら「??????」なんでしょうね。 レーナ・マリアは、現代版ヘレン・ケラーなのかなぁと思い、「ヘレン・ケラーなら知ってるでしょう?」と、(もちろんレーナ・マリアを知らなかった)スウェーデン人の夫に聞いてみたところ、「へれんけらー? 誰それ?」
ええっ、あんたヘレン・ケラーも知らないのぉ? とスウェーデン語でヘレン・ケラーを説明しているサイトを見せると、「ああ、Helen Keller か。 お前、へれんけらー、へれんけらーって言うけど、Helen Keller じゃん」と、発音の悪さを指摘された・・・ ・・・それはいいとして、じゃあ Helen Keller は知っているんだね、と思ったら、「知らない」。 ええっ〜、小さい頃、伝記読まなかった? 赤ちゃんのころ視力と聴力を失い、話すこともできなかったけど、サリバン先生と出会い、教育を受け、ミュージカルにもなったじゃん、と説明しても、「知らない」んだそう。 日本では、知らない人はいないのに・・・ ちなみに、ナイチンゲールは知っているそうです。
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北欧と全然関係ない日本アニメの思い出話
夫が「懐かしいもの」を知人から借りてきたというので、なんだろうと思ったら、それは、
”Robotech” のDVD。 『ロボテック』って、日本アニメの『マクロス』じゃーんと思ったら、ちょっと違うんですね。 なんでも ”Robotech” は、80年代、日本アニメの超時空要塞マクロス、超時空騎団サザンクロス、機甲創世記モスピーダをアメリカの会社が買い取って独自編集し、アメリカ製としてテレビ放映していたものらしい。
夫が幼少の頃、レンタルビデオ屋で、このビデオを借りて見るのが、とても楽しみだったとか。 ここで私が子供の頃見ていたロボットアニメの話題になり、『コンバトラーV』と『ボルテスV』が思い出され、子供の頃のことだから、ストーリーはうろ覚えですが、『ボルテスV』の方が好きで印象に残っているのは、『コンバトラーV』よりキャラが美形だったからか。 (やっぱり女の子だから、ロボットより美形キャラの方に比重が置かれるんですね。) ストーリーもなかなかドラマチックだったよなぁ、なんて情報探してみたら・・・ DVD−BOX が昨年の暮れ(2006年12月)に発売されているではないですか。 これ、ほ、ほしいっ!
日本滞在中に夫は、『キャンディ・キャンディ』の漫画を探していて、私は訝しく思っていたのですが、その理由が分かりました。 ”Robotech” と一緒に、『キャンディ・キャンディ』も借りて見ていたんだってー。 (当時レンタルビデオでアニメの選択肢は、ほとんどなかったらしい。) 『キャンディ・キャンディ』は、女の子チック過ぎるきらいもあるものの、第1次世界大戦頃という時代設定や、ストーリー自体もおもしろく、好きだったそう。 でも、女の子用のアニメを借りて見てるってクラスメートに知られたら、どーしよーという心配もあったとか。 (今、バラしてしまいましたが。) アニメと原作漫画の違い、そして最後はどうなっちゃうのか知りたくて、漫画を探していたんだね。 (そのとき見つからなかったんだけど。)
人には色々な過去があり、色々な嗜好があるものです。 |
デトロイト・メタル・シティ by 若杉公徳
日本に帰国中、新聞に載っていた広告書評を読み、ぜひ読みたいと購入してしまった漫画。 おしゃれなスウェディシュポップバンドがやりたくて、東京に出てきたのに、派手なメイクとコスチュームに身を包み、インディーズの人気バンド「デトロイト・メタル・シティ」のギターヴォーカルとして、デスメタルの帝王の座に君臨する、クラウザー2世こと根岸少年の苦悩。
嫌々ながらデスメタルの歌詞を創作し、自分の好きなスウェディッシュポップで認められたいと願う、心優しき主人公が、ひとたびデスメタルのステージに上がると豹変。 そのギャップと、そこから起こる喜悲劇が、可笑しい〜。 この漫画がウケている所以でしょう。
なぜ私が、この漫画に興味を持ったかと言いますと・・・ 実は、スウェディッシュポップではなく、デスメタルが好きなのです、私は。 スウェーデンは、おしゃれなポップバンドだけでなく、時代錯誤的なヘヴィメタルやデスメタルバンドの宝庫。 で、日本にいたとき、そのようなスウェーデンのバンドが好きだったのでした。 最近は、もう全然聴いていませんし、私も、その容姿や生活態度から、デスメタルとは程遠い人としか思われませんが。 でも、この漫画に、反応してしまいました。 実際読んでみますと、内容はまったくデスメタルのマニア向けではありません。 それより、この作者はデスメタルのことは、何も知らないんだろうなー。 だから一般受けし、真のメタルファンは、かえって怒っちゃうかも。 また、読んでびっくりしたのは、かなり過激で下品な描写と表現が多い。 いいのか、これ〜!? この点、あまり一般向けではない・・・ しかし、そこが、素朴で真面目な主人公の言動と調和され、笑いを誘ったり、癒されたり、するのかな。 ああ、また北欧とも、絵本とも、関係ない本(しかも漫画)について、書いてしまったようですが・・・ でも、主人公が目指しているのは「スウェディッシュポップ」だし、デトロイト・メタル・シティが所属するレコード会社の女社長の、双子らしきメタル仲間(それっぽい格好をしている)の名前が、「グリとグラ」なんです。
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