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Pettsons och Findus kokbok by Sven Nordqvist
スウェーデンに来て、大好きになった絵本、それは ”Pettson och Findus” のシリーズです。 独り者の Pettson おじさんと、猫の Findus が繰り広げる愉快な日常。 なんと言っても、猫のFindusが、たまらなく、かわいい〜。 一目見たときから、あまりのかわいさに、ノックダウン。 Findusを、じっ〜と見ていると、胸がキューンとして、ぎゅうぎゅうに抱きしめたい〜。
お話と絵は、スウェーデン人 Sven Nordqvist。 お話と絵も、ナンセンスでユニーク。 彼の絵には、スウェーデンの田舎の情景が、事細かに描かれ、ついでに、得体の知れない生き物とか、よく分からない小道具とかも、あっちこっちに潜んでいて、絵のすみっこからすみっこまで、見れば見るほど、ヘン! 日本語訳も出版されていたらしいのですが、私は日本でこのシリーズを見たことがありませんでした。 あまり話題にならなかったのか? 日本では受けなかったのか? 私が知らなかっただけ? ”Pettson och Findus” シリーズの人気が高いのは、原作が出版されているスウェーデンに次いで、またはそれ以上の勢いで、ドイツ。 アマゾンで日本語版を探してみたのですが、在庫はなく、洋書で探してみたら、出てきたのは全て、ドイツ語版でした。 アニメやグッズなども、ほとんどがドイツ製。
今回取り上げたいのは「Pettsons och Findus kokbok (ペットソンとフィンドゥスの料理本)」。 四季ごとに、今までのFindus絵本の中からの1ページと共に、スウェーデンの伝統料理レシピが紹介されています。 去年の夏、この本を買って貰ったとき、早速その中のPannkakstårta(パンケーキのケーキ)を作ったのでした。 でも、このレシピの材料、量が多過ぎた! 夫と二人で作って、でも食べきれなくって困った思い出のレシピ。 ![]() 後に、Findusの絵葉書と共に、そのレシピのページが載った大きめなカードが売られているのを見つけ、額に入れて台所に飾ってあります。 ところで、オリジナル言語のスウェーデン語では Pettson という名前が、ドイツ語では Pettersson となっています。 日本語では「ペテルソン」、Findus は「フィンダス」と表記されていたようです。 |
エルサ・ベスコフのスウェーデン語教科書
スウェーデン語の勉強のため、義母から、彼女が小学校のとき使っていた教科書(1950年出版)を借りました。
![]() その著者が、なんと Elsa Beskow (Herman Siegvald との共著)だったのです。 エルサ・ベスコフ(1874年〜1953年)は、スウェーデン人作家であり、イラストレーター。 主に子供向けの本、絵本を執筆。 スウェーデンでは、彼女の絵本はクラッシックであり、書店には彼女のコーナーがあり、再版され続けています。 日本でも、彼女の絵本は多く翻訳、出版されているので、ファンも多いでしょう。 タイトルページの左側には、義母の名前と、蔵書票。 ![]() 教科書の中は、短いお話と、素朴で愛らしいイラストで構成されています。 夫のお気に入り、TOMTEBO-BARNEN のお話と絵も! ベスコフがよく描いた、キノコ頭の子供(トムテ)たちが、かわいい〜。 ![]() 気が付くと、絵ばかり見て、全然スウェーデン語を読んでいませんでした・・・ TOMTEBO-BARNENの日本語版。
こちらは英語版です。
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リネアの小さな庭 by クリスティーナ・ビョルク&レーナ・アンデション
良いお天気に誘われ散歩の途中、古本屋の店先に、バーゲン価格の絵本が並べられていました。 その中のひとつが、前から欲しいと思っていた、スウェーデンの作家兼イラストレーター兼グラッフィックデザイナー Christina Björk & Lena Anderson の本。 リネアの小さな庭 / クリスティーナ ビョルク、レーナ アンデション 他 です。
![]() リネアは植物が大好きな女の子。 でも、都会に住んでいるので庭がありません。 (原題の ”Linnea planterar” は、「リネアは植える」という意味。) しかし、アパートの中でだって、いろいろな植物を育てることができるのです! 例えば、このように・・・ 子供のために、分かりやすく楽しく描かれた、ビジュアル園芸ガイドブック。 これが情報満載で、あなどれない! 私は早速この本を片手に、レモンの種を植えてみました。 果たして、リネアのように芽がでるか・・・ 次はアボカドに挑戦です。 観葉植物の手入れの仕方、旅行で家をあけるときはどうするか、インテリアとしてのアドバイスなど、園芸初心者、頭の中身は子供の私にピッタリな本。 (スウェーデン語も分かりやすいので、学習者にはピッタリ。) 78年に出版された、リネアシリーズの最初の本でもあります。 2作目は リネアの12か月 / クリスティーナ ビョルク、レーナ アンデション 他。 そして3作目が、80年代終わりから90年代初めに、世界中でベストセラーになった リネア―モネの庭で / クリスティーナ ビョルク、レーナ アンデション 他。 覚えがある人も、多いではないでしょうか。
ちょうどこの本の話をしていた翌日、テレビでイギリスBBC制作の、フランスの印象派たちを題材にしたドラマが放映されました。 年老いたモネが、自分の庭で、印象派が生まれた経緯を語る形式で、とても興味深かったです。 (残念なことに、3部作だった最終回しか見れなかった!) |
Bamse バムセ 世界で一番強い熊
スウェーデンに来たばかりの頃、スウェーデン語の勉強にと、夫が幼少時に読んだ絵本やコッミックを、夫の実家に行くたび借りました。 その中のひとつが、Bamse - Världens starkaste björn。 これは子供向けのコミックで、「Bamse バムセ」は主人公の小熊の名。 英語でいうテディ (Teddy) のような、よく熊につく愛称であると共に、「大きい、でかい」という意味も。 副題に「Världens starkaste björn 世界で一番強い熊」とあります。 でもバムセは、こんな優しくてかわいい小熊ちゃんなのです。
![]() 作者は スウェーデン人Rune Andreasson (1925 – 1999)。 Bamse は、1960年代半ばに短いTVアニメとして登場し、新聞の日曜版の漫画として連載されていましたが、1973年以降から、マガジンスタイルのコミックとして定期的に発行されています。 (作者生前から、共同執筆者やゴーストライターがいました。) スウェーデンで、子供たちが最初に読むコミックはバムセ、でしょうか。 そうバムセは、ディズニーやスヌーピーなどと同様に幾世代にも渡って親しまれている、またサザエさん同様にキャラクターは歳を取らない、クラッシクの域に達する漫画なのです。 ![]() こうして今でも発行されていますし(上の写真はバムセコミック定期購買のチラシ)、キャラクター商品もありますよ。 子供用歯ブラシは、バムセ目当てではなく、スウェーデンの大人用歯ブラシがデカ過ぎるので、自分のために子供サイズを買ったまでですが・・・ |
おばけのラーバン by Inger & Lasse Sandberg
先日インターネットラジオで日本の番組を聴いていたら、夏恒例の怖い話が出てきました。 ゾゾゾ〜。 私、怖いの苦手〜! お化けとか幽霊とか、心霊がどーの霊感がどーのって、聞かなくてもいいです〜。 スウェーデンの夏は涼しいので、これ以上涼しくならなくていいです〜。
「スウェーデンでも、夏になると暑気を吹き飛ばすために、肝試ししたり、怖い話したり、する?」と聞いてみたら、やっぱりしないそうです。 日本だけでしょうかね、この風習? スウェーデンにもオバケいますが、こんなかわいらしいオバケ君です。 Lilla spöket Laban (小さなおばけ ラーバン)。 そう、おばけのラーバン (世界のほんやくえほん (11)) / インゲル・サンドベルイ、ラッセ・サンドベルイ 他! ラーバンはパパとママと一緒に、古いお城に住んでいます。 彼の弱点は、オバケなのに暗闇が怖いこと!
作者の Inger & Lasse Sandberg 夫妻は、当時、暗闇やオバケを怖がっていた我が子のために、この愛らしいお話を思いついたそう。 初出版は1965年ですが、本屋に置いてないことはないくらいのベストセラー絵本。 2006年の冬には、新しいアニメーションも作られました。 ラーバンのシリーズは数多く出版され、ラボリーナはラーバンの妹です。 ところで、ラーバンたちって「オバQ」と同じ形しているなぁ・・・ オバケの形は、東西共通なのでしょうか?
Inger & Lasse Sandberg 夫妻は、1950年に結婚して以来、夫の Lasse がイラスト担当、妻の Inger がお話担当で、数多くの本を作っています。 Lasse Sandberg は、それ以前にもグラッフィクやイラストの仕事をしていました。 ラーバン以外の絵本も人気があるし、キャラクターたちが、どれもユニークでかわいい! それゆえか、キャラクターグッズも豊富です。 Laban のウェブサイトでは、キャラクターグッズの紹介も。 ウェブショップだけでなく、スウェーデン、ノルウェー、および日本では、Inger & Lasse Sandberg 夫妻のキャラクターグッズや絵本を売るお店やコーナーがありますよ。 |
リッランとねこ Kattresan by Ivar Arosenius
今週から始まった BOKREA (年に1度の本の大バーゲンセール市)で、以前から欲しいと思っていた絵本、Kattresan (The Cat Journey 猫との旅)を購入。
![]() 著者(絵と文)の Ivar Arosenius (1878-1909) は、スウェーデンの芸術家。 没後の1909年に、この絵本は出版され、何度も版を重ねるベストセラーです。 私が Kattresan を知ったのはスウェーデンのアンティーク番組(「なんでも鑑定団」?)で。 この絵本の初版を持っていた人が登場したとき、夫が「あ、mormor(母方のおばあちゃん)も(初版ではないけど)持っていた。 懐かしい〜」と言い、奇想天外なお話とイラストに興味を持ったのでした。 この絵本、20ヶ国語に訳され、日本語もあります。
Lillan (リッラン)が道を歩いていると猫と会い、猫の背中に乗って一緒に旅をすることに。 テキストは全て韻を踏んでいて、それゆえ話の筋という筋はなく、他愛のないもの。 絵も、「本当に芸術家が描いたのかぁ〜!?」と叫びたくなるほど、ヘタウマ。 ワニはドラゴンみたいだし、ムチを持つ Lillan の表情は小悪魔的だ!? などと、ちゃちいれたくなってしまう。 いや、Ivar Arosenius は芸術家であり、イラストレーターではないのです。 この絵本は、彼が娘のために書いたそう。 (絵も簡単なスケッチといった風。) スウェーデン語で Lillan とは、「おちびちゃん」といった愛称でもあります。 しかし Ivar Arosenius は、娘が3歳のときに他界します。 血友病のため若く亡くなったのでした。 彼やその家族について調べていくと、かなり悲劇的な事実が・・・ それはさておき、やはり世代を超えて人々を魅了するものが、この絵本にはあります。 クライマックスは、王様のところでご馳走を食べ過ぎ、猫のお腹が破裂し、腸が飛び出るシーン(!!)。 でも、そこは機転を利かせて・・・ 絵本って、こんな風に、お話書いて絵を描いて、子供に読み聞かせ楽しませるために作られたものなんだなぁ〜って、感じる本です。 |
アルフォンスのえほん Alfons Åberg by Gunilla Bergström
スウェーデンのベストセラー絵本 Alfons Åberg (アルフォンス オーベェリ)をご存知ですか? 世界各国で、29ヶ国語に訳されていますが、日本の「アルフォンスのえほん」は絶版のよう。
アルフォンスは、ごくごく一般的なスウェーデンの男の子で、パパと暮らしています。 アルフォンスの絵本が初めて登場したのは1972年の "God natt Alfons Åberg" (『おやすみアルフォンス!』。 このアルフォンスのシリーズは、全部で24冊あります。
挿絵も手がけている作者の Gunilla Bergström (1942年生まれ)は、元はジャーナリストで、71年から子供の本を書くようになりました。 スウェーデンの子供達は、このアルフォンスの絵本を読んで大きくなります。 夫もその一人ですが・・・ 「でも、アルフォンスの本は別に好きじゃなかった。 スウェーデンの典型的な郊外に住んでいる男の子が主人公で、冒険も、ファンタジーも何もない、他愛ない日常が題材だし、第一、この絵がかわいくないでしょー。 なのに何でキャラクターグッズとか豊富にあるのか、今でもベストセラーなのか、理解できない」。 ふむ、ふむ。 そうねぇ、確かに。 それでも、スウェーデンにおいてアルフォンスの影響力は大きいです。 よく引用にも使われるんですね。 大晦日の教会のミサ、TVで全国放送されるのですが、牧師さんのお説教にもアルフォンスが出てきました。 (誰でも知っている親しみ溢れるキャラクターを引用しユーモアを交えるために。) また、小学校の木工の時間に、クラスメートの誰かが意味不明の物体を作り上げると、すかさず「アルフォンスのヘリコプターだ」と揶揄がはいったとか。 ![]() アルフォンスは、普段は禁じられている大工道具でヘリコプターを作り、アフリカのジャングルの上を飛び回ります。 でも、これのどこがヘリコプターなんだぁぁぁ!?!? ![]() という訳です。 大人向けのスウェーデンのコミックにも、「うちの台所でアルフォンスのヘリコプター作るなよ!」なんてセリフが出てきたり。 スウェーデン人の会話の中で出てくる『アルフォンスのヘリコプター』とは、決して絵本のタイトルはありません。 ところで、アルフォンスの名前は、スウェーデンでは Alfons Åberg ですが、英語では Alfie Atkins 、ドイツ語で Willi Wiberg 、フィンランド語では Mikko Mallikas です。 |
おばけのラーバンのパパ Lasse Sandbergの訃報
『おばけのラーバン』の生みの親、グラッフィクデザイナーでありイラストレーターのラッセ・サンドベリ(Lasse Sandberg)氏が、水曜の夜(2008年11月11日)に死去したというニュースを目にしました。 84歳(1024年2月17日生まれ)だったそうです。
妻であるインガ(Inger)さんと共に、1960年代から、『おばけのラーバン Spöket Laban』を始め、Tummen、Lilla Anna、Långa Farbrorn など数多くの絵本を創作し、そのどれもが世界中の子供達に愛される人気キャラクター。
30冊に及ぶ子供の本、23本のアニメなどのテレビ番組なども手がけています。 スウェーデン国内では、エルサ・ベスコフ賞やアストレッド・リンドグレーン賞など、数多くの賞も受賞 2003年にも新しい本を出版していたのに・・・ 寂しいけれど、家庭の本棚には、いつでもラーバンがいるし、本屋や図書館、そしておもちゃ屋さんに行けば、ラッセ・サンドベリ氏のキャラクターに、これからだって会えますね。 |

































