ロッタちゃんとクリスマスツリー by Astrid Lindgren
今年(2007年)のスウェーデンのクリスマス切手、アストリッド・リンドグレーン生誕100年を記念し、彼女の本の挿絵からのデザイン。 (ただし、スウェーデン国内用だけ・・・) こちらはご存知、ロッタちゃん。
![]() スウェーデンのクリスマスに欠かせないクリスマスツリー。 しかし今年、ロッタちゃんのお家では、クリスマスツリーが買えませんでした。 悲しみに泣き崩れる兄弟たちを前に、ロッタちゃんは「私がなんとかするわ!」と威勢良く外へ飛び出し、見事クリスマスツリーをゲット! 一体、どうやって・・・?
やはり子供たちにとって、(いや、スウェーデンでは大人たちにとってもですが、)クリスマスツリーは大事なもの。 私にも、クリスマスツリーに関する、ちょっと切ない思い出が。 (モミの木売りの光景とクリスマスツリーの思い出話は、メインブログ『スウェーデンの四季』で。) こちらは、我が家のクリスマスツリー。 高さ23cmほどのミニツリー。 ![]() 夫のおばあちゃんのものです。 プラスチック製なのですが、昔のものなので、今の製品にはない味わいがあります。 ![]() 一目見て気に入ってしまった私、義母から譲り受けました。 |
雪の森のリサベット by Astrid Lindgren
クリスマスの買い物に行く日、マデッケンは熱を出してしまい、妹のリサベットだけが、ねえや(メイド)のアルヴァと町へ出かけました。 町の道端で、通りすがりのソリに飛び乗ったり飛び降りたりして遊んでいる男の子を目にしたリサベット、思わず自分もトライ! ところが、飛び乗ったソリが、降りる間もなく、猛スピードで走りだしてしまった。 アルヴァは気づかない。 どんどん遠くなる町・・・
アストリッド・リンドグレーンの Madicken シリーズの絵本で、1983年の作品。 原題は ”Titta, Madicken, det snöar!”(見て、マデッケン、雪だよ!)”。 スウェーデンで初めてのクリスマスを迎えた年、夫が子供の頃の本を戸棚から取り出し、読んでくれたのがこの絵本。 リサベットを乗せたソリを運転するじいさん、人里離れた森の中で、自分のソリに小さな女の子がいるのを見つけた。 そして「とんでもねぇガキだ」と、リサベットを雪の降りしきる森の中に、置き去りに!! ええっ〜、そんな・・・ なんてぇジジィだ!? いいのかぁ!!? この絵本、リンドグレーン作品を多く手がけている画家 Ilon Wikland のイラストが素晴らしい。 絵本の見開き一面が吹雪になり、隅の方で置いてけぼりにされたリサベットが泣いている。 もう、この絵を見たら、私まで心細くなり号泣。 (いい大人が・・・ でも、それほどの迫力がある絵なんです。) 家に戻ったアルヴァから、リサベット行方不明の報告を受け、心配と悲しみにくれる家族。 うなだれながら、クリスマスのお菓子を焼くマデッケン。 一緒に焼く約束だったのに・・・ そのマデッケンの横顔を見ると、私まで悲しくなり、またまた号泣。 追記:でも最後は、もちろん、ハッピーエンドです♪ 泣くだけでなく、ほっと喜んだり、ゲラゲラ笑ってしまう展開が続きます。 今年(2007年)のスウェーデンのクリスマス切手、アストリッド・リンドグレーン生誕100年を記念し、彼女の本の挿絵からのデザイン。 (ただし、スウェーデン国内用だけ・・・) この絵本からの絵も使われています。 ![]() ソリに飛び乗ろうと目論むリサベットですねぇ、この後に起きる悲劇も知らず。 でも、この絵本は私のお気に入り。 日本語版も新しく再版されているようで、今の季節、クリスマスプレゼントにぴったりの1冊です! |
カイサ Kajsa kavat by Astrid Lindgren
スウェーデン語で、Kajsa は女の子の名前、kavat は「元気が良くて勇気がある、気骨のある」といった意味。 Kajsa は、まったく活発な子だったので、おばあちゃんから、「Kajsa kavat (カイサ・カヴァート)」と呼ばれていたのです。
スウェーデンを代表する、世界的に有名な児童作家、アストリッド・リンドグレーンの、この本を、義母から借りました。 1950年に発行された本で、定価4,50KR! (日本円にすると、約75円。) ![]() 義母はこの本を、子供の頃、お母さんからクリスマスにプレゼントされたようです。 表紙の裏に、義母の名前、1950年12月24日という日付、そして「ママ」というサインが入っています。 ![]() カイサはおばあちゃんと二人暮らし。 ところが、クリスマスがもうすぐという時、おばあちゃんが転んで動けなくなってしまいました。 しかし、まだ7歳にもなっていない、でも元気いっぱいのカイサは、心配ないと、おばあちゃんの代わりに、クリスマス前の大掃除をし、おばあちゃんの代わりに、クリスマスマーケットで polkagrisar (上の写真にあるような、紅白のキャンディー)を、一人で売りに行きます。 ちょうど今、クリスマス前の忙しい時期に読むと、余計その大変さが分かり、どきどき、わくわくが倍増。 そして、最後にちょっと胸がきゅん。 一読して、すっかりカイサに魅了されてしまいました。 リンドグレーンの書く子供たちって、本当に魅力的! 「Kajsa kavat」以外にも、この本には短い十の、子供たちのお話が収められています。 イラストは、初期に、リンドグレーンの本の挿絵を多く手がけた、Ingrid Vang-Nyman。 ピッピや『やかまし村』でも、お馴染み。 かわいくない、と思う人もいるようですが、私は彼女のイラストが大好き! 古き良き時代のテイストがあって、ディテールなども、かわいらしい。 ![]() 「Kajsa kavat」の日本語版を見つけました。 しかし、シンプルなスウェーデン語の原題が、『ぴちぴちカイサとクリスマスの秘密』に。 (ぴちぴち・・・!?)
絵は、Ilon Wikland。 エストニア出身のイラスト画家で、後期の、リンドグレーンの本の挿絵を多く手がけました。 |
トムテ Tomten by Viktor Rydberg
Midvinternattens köld är hård,
sjärnorna gnistra och glimma. Alla sova i enslig gård djupt under midnattstimma. Månen vandrar sin tysta ban, snön lyser vit på fur och gran, snön lyser vit på taken. Endast tomten är vaken. Ur ”Tomten” av Viktor Rydberg
トムテとは、北欧に大昔から住む小さな妖精。 森や家畜小屋に住み、人間に悪さをすれば、手助けなどの良いこともし、動物と話せます。 スウェーデンでは、今日、サンタクロースのことを、トムテと呼んでいます。 星が瞬く、凍えるような真冬の夜、全てが眠るなか、起きているのはトムテただ一人。 トムテは、外を歩き、家畜小屋に行き、人間の家の中に入ります。 眠る親子を見、この子供たちは何処から来て、年老いたものたちは何処に行くのだろうと、毎年新しく生まれる生命と、消えゆく生命の不思議に思いを馳せるトムテ。 『トムテ』は、19世紀末のスウェーデン人作家、Viktor Rydberg により書かれました。 Viktor Rydberg は、叙情詩家であり、宗教に関する書物を多く執筆しましたが、『トムテ』は、宗教の枠を超えた普遍性があります。 それゆえ、幾世代にも渡り、スウェーデン人に愛され、読み継がれてきました。 静かで落ち着いた文体で、トムテの目を通し、自然と生死の神秘性を、リリカルに歌い上げます。 冒頭に挙げた、最初のページを、空で諳んじるスウェーデン人も多いです。 もともと詩は、声を出して読むものだからでしょう。 クリスマスが近づく今の時期、ロウソクの火を灯した部屋で、『トムテ』を朗読。 日本語訳も出ているので、一読してみるのは、いかがでしょうか? |
クリスマスの切手 Julpost
日本では、干支にちなんだ年賀切手が発売されますが、キリスト教の多くの国では、クリスマスの切手が販売されています。
スウェーデンでも、毎年すてきなデザインのクリスマス切手が発売されます。 有名な画家やイラストレーターによるもの、子供の絵本からの挿絵も。 今年の切手はこのようなデザイン。 国内用は、スウェーデン人イラストレーターによる、典型的なスウェーデンのクリスマスの窓辺を、モチーフにしたもの。 国外用は、4人のスウェーデンの芸術家たちの作品から。 切手のデザインは、スウェーデン郵便のウェブサイトでもご覧いただけます。(注:スウェーデン語ですが。) ![]() さて、お料理、小物、絵本の話題が楽しい、lemonさんのブログ『絵本de cooking +maa+』では、「フィンランドからのクリスマスカード」が紹介されていました。 スウェーデンの隣国、フィンランドには、サンタさんが住んでいて、そこから世界の子供たちに、クリスマスカードが届けられます。 フィンランドからのクリスマスカード、ユーモラスなイラストが、とってもかわいい! lemonさんの手作り、クリスマスのお菓子なども、美しくおいしそう〜。 ところで、こちらは街中で見つけた、サンタ専用ポスト。 左側の黄色いボックスが、スウェーデンの通常ポスト。 それより背が低く、小さくて赤いポストには、Brev till tomten här! (サンタ宛の手紙はここ!)と書いてあります。 ![]() |
アドヴェントカレンダー Advent Calendar
もう12月。 クリスマスへのカウントダウンが始まりました。 北欧の子供たちは、12月1日からクリスマス・イブの24日まで、毎日「アドヴェントカレンダー Adventskalender」を開きながら、クリスマスを心待ちにします。
一般的なものは、紙製で、カレンダーの日付を窓のように開けると、中からクリスマスにまつわる絵が出てきます。 お店で大量に売られている、チョコレートのアドベントカレンダーは、ほとんどがドイツ製。 こちらは私の、アドヴェント・カレンダー・コレクション・・・ ![]() スウェーデンでは、Julkalender (ユールカレンダー、クリスマスカレンダーの意)とも言い、12月1日から24日まで、同名タイトルで、クリスマス用子供向け連続テレビ小説が放映されるのが恒例。 子供たちのために、自分でアドベントカレンダーを手作りする人もいます。 24個の小さな箱や袋を作り、その中にひとつひとつ、小さな玩具やお菓子などを詰めます。 私も、ウェブ上にアドヴェント・カレンダーを作りました。 下記からご覧ください。 アドベント・カレンダー (CLICK!) Advent Calendar |
























