Fluffy by Simone Lia
スウェーデン語に翻訳されたと知り、図書館に行ってみたら、オリジナルの英語版を見つけ、借りてきました。 マルタ系イギリス人のグラッフィク・アーティスト、Simone Lia によるコミック ”Fluffy”。
ハードカヴァーの表紙は、空色地に、紺と白だけを配色した装丁。 タイトルとイラスト部は触ると凸凹。 ほぼ正方形に近い形に、200ページ近くある厚みは、箱のよう。 手に取るだけで楽しくワクワクする本です。
また内容も、とってもワクワクさせてくれます。 Fluffy は小さな白い子ウサギで、保育園に通っています。 飼い主の Michael をお父さんだと思い、自分はウサギじゃないと信じています。 ロンドンに住む Michael は、自分の今の人生が物足りず、また将来に漠然とした不安を抱き、ちょっと付き合った Fluffy の保育園の先生からはストーカーのようにつきまとわれ、ロンドンを脱し、Fluffy と一緒に、両親が住むシシリアに電車を乗り継ぎ行くことにします。 シシリアではシシリアで、問題ありありの彼の家族たちの騒動に巻き込まれ・・・ 普通の日常を、誰もが抱えるエーモショナルな部分を、ちょっと斜めの角度から描いた、グラッフィク・ノベル。 ヨーロッパでは、このようなスタイルのコミックは多いですが、日本にはあまりないタイプかも。絵本のような、漫画のような、でも、そのどちらでもないジャンル。 かわいいだけでない、しっかりした手ごたえのある、思春期以上の大人のための読み物。 Michael の困惑、Fluffy の天真爛漫さのコントラストに心をくすぐられ、シュールなジョークに、ちょっとしたユーモアに笑い、最後はとってもハッピーな気分にしてくれるコミック。 肩肘はらずに読める英語なので、原書での購入もお勧めです! |
説得 by Jane Austen
ジェーン・オースティン原作 ”Persuasion” のテレビドラマを、先日スウェーデンで放映していました。 2007年イギリス制作。 これが素晴らしく良くって、私は翌日の再放送も観てしまいましたわ。
18〜19世紀イングランドの中流社会を舞台としたジェーン・オースティンの作品は、映像化されると、当時の田舎の風景、お屋敷、室内、女性たちのファション、服や小物、上流階級のマナーなど、もう目を奪われるばかり。 この作品はローマ時代のお風呂で有名な保養地、バース (Bath) でロケされたそう。
そして、今の時代では考えられない、もどかしいラズロマンスの展開。 この時代、イギリス中流社会では、女性は結婚しないと生きていけないのが現実。 女性たちは結婚相探しに奔走するのですが(この点、今の日本も同じ?)ジェーン・オースティン描く女性たちは、奥ゆかしくも内に個性と情熱を秘め、想う相手とは誤解やすれ違いが続く。 この感情の描写がしっかりしているから、甘く切ないだけではなく、ジェーン・オースティンが文学的に評価される所以でしょうか。
”Persuasion” は、経済的理由からお互い愛し合い婚約してたものの別れてしまった恋人たちの再会、誤解とすれ違い、そして(お決まりの)ハッピーエンドを描いています。 2007年制作ドラマの主演、エリオット家の次女アンに Sally Hawkins、海軍士官ウェントワースに Rupert Penry-Jones。 イギリスの俳優は、クラッシクな美男美女、自己主張は強くないものの個性的な魅力を持った演技派が多いですね。 この二人、私にとって適役でした。 ジェーン・オースティンは、ぜひ英語でも読みたいです。
|
Ladies’ Detective Agency と Rooibos-tea
今スウェーデン語で読んでいる本は、”Damernas detektivbyrå”。 でも原作は英語、The No.1 Ladies' Detective Agency (No.1 Ladies' Detective Agency) / Alexander McCall Smith です。 世界各国語に訳され、ベストセラー。 スウェーデンでも、シリーズの続きが訳されるたび平積みになる人気ぶり。 日本語訳も出ています。
アフリカを舞台に、ボツワナNO.1女性探偵、Mma Ramotswe が事件を解決。 アフリカやボツワナの日常がのんびり魅力的に書かれ、ハラハラしながらも、ふと口元に微笑が浮かびます。 作者のMcCall Smithは、スコットランド人の法律家。 長くアフリカに住み、現地の暮らしと人々に精通した著者ならではの、愉快で人情味溢れる探偵物語。 さて、この本の最初のページ、Mma Ramotswe は探偵事務所で、Rooibos-teaを入れています。 読み進んでいきますと、彼女たちはちょくちょくルイボス茶を飲んでいます。 Rooibos-teaは、南アフリカの国民的なお茶。 日本の緑茶のように、中国の中国茶のように、イギリスの紅茶のように、日常なくてはならない飲み物です。 実はこの、ルイボス茶、今私の一番のお気に入り。 昨年ドイツの親戚を訪ねたとき、泊めていただいたエマ伯母さんが、Rooibos-teaが好きで、カモミールやミントと合わせた独自のブレンドを入れてくれたのが、最初の出会い。 スウェーデン人はお茶をあまり飲まず、こっちでは見かけなかったのですが、先日ウィーンに行った折、かの有名なハース&ハース(Haas&Haas)で見つけました。 Rooibos-tea のコーナーがあり、ブレンドの種類も豊富にあったのです。 Rooibos-tea自体は、味も香りも特になく、他のハーブ、スパイス、香料などと混ぜていただきます。 こちらは、イチゴ、バニラ、グレープルルーツで香りつけされ、ヒマワリ、バラ、コーンフラワーの花びらがとブレンドされているもの。 Rooibosは、この赤みかかったパラパラしたもので、お茶として入れると、鮮やかな赤い色が出ます。 ![]() 実は、ルイボス茶の効能というのが、すごい。 どのような症状に効くかと申しますと・・・ |















