SEO対策:北欧 SEO対策:絵本 SEO対策:イラスト SEO対策:インテリア SEO対策:アンティーク

北欧絵本

北欧の絵本や児童書を中心に、個人的なエピソードと共に、ご紹介。 その他ジャンルや国を問わず、お気に入りの書物や映画について。 雑貨や手作り品、身近なイラストやパッケージのことなども。
2008/07 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 

マッチ箱の絵柄と子供に注意

スウェーデンは「スウェーデン式 安全マッチ」を発明し売り出したことにより、世界一のマッチの生産国ですが、スウェーデンのマッチ箱の絵柄といえば、SWEDISH MATCH のシンボルマーク「☆3つ」もとい「3つの星」、または男の子と太陽の SOLSTICKAN

swedenmatch1.jpg

ところで、この SOLSTICKAN とは、マッチの商標やメーカー名ではなく、子供やお年寄りのための財団です。1936年に設立され、この箱のマッチの売り上げの一部が財団に寄付されます。 このデザインは、Einar Nerman が自分の息子をモデルに、財団のために描いたもの。

こちらは、スウェーデンの小さな通りで、よく見られる看板。 LEKANDE BARN (子供が遊んでいます)と、注意を促すものですが、この子供たちのモチーフ、スウェーデン人なら誰もが知っている、親しみのある人物たち。

swedenmatch2.jpg

一番左の太陽と男の子は、SOLSTICKAN の絵柄ですね。 真ん中は、リッランと猫 Kattresan。 そして右で踊っているのは、そう、長くつ下のピッピ Pippi です。


ピッピのイラストレーター Ingrid Vang-Nyman

長くつ下のピッピ (Pippi Långstrump) 』の挿絵は、国によってイラストレーターが違うんですね。 各国それぞれ、いろーんなピッピがいます。 (どれもお国柄やイラストレーターによる個性があってよいけれど、最悪なのはアニメ版。)

でも、スウェーデンでは、最初から変わらず、このピッピです。

こんにちは、長くつ下のピッピこんにちは、長くつ下のピッピ
(2004/02/17)
アストリッド・リンドグレーン

商品詳細を見る

「スウェーデンのピッピはブサイクでかわいくなーい」と言う人がいたけど、そんなことなーいよ。 私は イングリッド・ニイマン のヘタウマっぽいイラストが、好き。 綺麗っていうじゃない、独特なかわいらしさがあって、ピッピのダイナミックさと合っていると思います。

イラストを手がけた Ingrid Vang-Nyman は、ピッピだけでなく、「カイサ」や「やかまし村」など、初期のリンドグレーン作品の数々を手がけました。 その後、Ilon Wikland がリンドグレーン作品の挿絵を描くようになり、「カイサ」や「やかまし村」も、イーロン・ヴィークランドのイラストの方が馴染みがあるかも。 しかしピッピだけは、Ingrid Vang-Nyman によるキャラクターです。

Ingrid Vang-Nyman は、1916年生まれのデンマーク人イラストレーター。 コペンハーゲンで美術を学びます。 1943年に、離婚した彼女は幼い息子を連れ、スウェーデンのストックホルムに移り住みます。 「ピッピ」出版の1945年より前に、すでにイラストレーターとして活躍していました。 しかし彼女の独創性あふれるイラストを理解する人は少なく、低く評価されがち。 報酬も少ないものでした。 次第に、経済的に苦境に陥ることになり、心身共に病み、1959年のルシアの日(12月13日)自ら命を絶ちます。

ええっ〜、そんな・・・ 彼女のイラストとは裏腹の悲劇的な人生。 しかも、今でも彼女のイラストは残り、絵本のほかグッズも多く販売されているのに。 生前認められなかった芸術家だったなんて。

Ingrid Vang-Nyman によるイラストの絵本、買おうかどうしようか、本屋に行くたび立ち見していたのを、セカンドハンドのお店で、10krで見つけました!

nyman1.jpg

女の子が種を撒き、野菜を育てる様子を、韻を踏んだ文章で語る、大人が声を出して読んでも楽しい絵本です。

nyman3.jpg

いっけん単純そうな絵柄ですが、野菜や小物や服が、けっこう細かいのです。 昔の絵だけど古っぽくないし、かと言って今の時代とも違う雰囲気を持っているのが、私にとって魅力的。 明快な色合いも目をひきます。

今年(2007年)のスウェーデンのクリスマス切手、アストリッド・リンドグレーン生誕100年を記念し、彼女の本の挿絵からのデザイン。 (ただし、スウェーデン国内用だけ・・・)

nyman2.jpg

こちらは、ペパカカ(ジンジャーブレッド)を作るピッピです。


Findus & Sven Nordqvist

ブックフェアにて、私のために、いろいろお土産を探してくれた夫。 カバンから取り出したのを見て、思わず悲鳴をあげたのは、大好きなスウェーデンの絵本 Pettson och Findus シリーズの、ねこの Findusフィンドゥス、日本語訳ではフィンダスとされていたようですが・・・)グッズ。 Findus は、見ているだけで気絶するほどカワイイ、私のアイドルです。

Findus が大きく一面に描かれたプラスチックバック。 この大きさ(約40cm四方)が、嬉しーい! もう、ほお擦りして静電気を起こしたくなるくらい、Findus が、かわいいー!!

findusb1.jpg

こちらもプラスチックバック。 上記のバックとほぼ同じ大きさ。 ああ〜ん、口を開けた Findus も、かわいいーー! このバックは、目の前の壁に掛けて飾ってあります。 

findusb2.jpg

次に取り出したのは、なんと Findus の絵本! (この画像は、ドイツ語版です。)

Mit Findus durchs ganze JahrMit Findus durchs ganze Jahr
(1999/02)
Sven Nordqvist

商品詳細を見る

そして、表紙を開けると、そこには・・・ Findus の生みの親である、Sven Nordqvist のサインが! しかも、私の名前も入ってる!!

findusb3.jpg

ええっ〜、どぉおしたのおぉおお、これぇええぇぇ〜〜!?

「ブックフェア会場を歩いていたら、Sven Nordqvist がいたんだよ。 新作の絵本を発表したばかりで、出版社からプロモーションのため、連れてこられたらしい。 絵本を買った人たちにサインをしたり、握手をしたりするのに、ちょっと辟易している様子だった」

「それで、人が引けたときに、話しかけてみたんだ。 会場は乾燥して、人込みで空気も悪く、喉の調子が悪そうだったので、ヴィクス(のど飴)を差し出したら喜んで。 それから、他愛ない、ごくごく日常的な会話をした。 彼に接する人たちは、ヘンに気を使ったり、熱狂的になったりするので疲れていたようで、普通の会話ができるのが嬉しかったみたい。 とても機嫌良く話してくれたよ。 Sven Nordqvist は、思ったよりおじいちゃん、歳を取っていたので、ちょっとビックリ」

「私の妻が Findus の大ファンなんですよー、と言ったら、この本は持っているかい? と、そこに積んであった Findus の絵本を手にしたので、持ってないです、と言うと、じゃあ、これを奥さんにって、サインしてくれたんだ」

夫の話を聞きながら、Sven Nordqvist 氏のサインを見ていると、信じられないような夢心地。 私のためにサインをした絵本をプレゼントしてくださるなんて。 うわぁ〜。 Sven Nordqvist さん、ありがとうございます。 そしてAちゃん、どうもありがとう!

この絵本とサインは、私の宝物です。



Swedish Folk Tales illustrated by John Bauer

夫が持っていた、「John Bauers Sagovärld (ジョン・バウアーのお話世界)」

bauer3.jpg

毎年クリスマスになると、美しい挿絵が付いた、スウェーデンの昔話の本が発行されていたそうですが、なかでも一番人気はジョン・バウアーのイラスト。 この本は、1966年、Elsa Olenius により、それらの挿絵とお話、その他のジョン・バウアーのイラストを集め、編集された本の再版。 残念ながら、紙の質や印刷はあまり良くありません。 (1987年に、当時東ドイツだった Leipzig で印刷されたもの。 製本はしっかりしています。) でもジョン・バウアーの美しく神秘的な絵の数々と、エルサ・ベスコフをはじめ、スウェーデンの作家が執筆した民話は、じゅうぶん楽しめます。 (絵と文で200ページ以上。) ジョン・バウアーの繊細で幻想的なイラストを見ていると、時間がたつのも、今自分がどの世界にいるのかも、忘れてしまいそう。

下のイラストは、暗く淡い色彩が多いジョン・バウアーの絵の中で、ずいぶんはっきり、すっきりした色合いで、目を引きました。 なによりも、スウェーデンの自然以外なにものでもない、この風景! ジョン・バウアーは、スウェーデンの自然や空気、御伽噺の人物を、見事に描いた画家です。

bauer4.jpg

ジョン・バウアーが、幼い息子のために描いた絵には、1917年クリスマス、という日付が・・・ それは、バウアー一家が乗った船が沈没する年の、一年前のクリスマス。 

bauer6.jpg

ほとんどの絵は、ページ全体、あるいは3/4を占めるカラー絵ですが、小さな白黒のイラストも、また味わいがあります。

bauer5.jpg

"Swedish Folk Tales illustrated by John Bauer” という本が、エジンバラの出版社から、英訳で出ています。 内容的には、ジョン・バウアーのイラストとスウェーデンの民話で構成され、”John Bauers Sagovärld” とほぼ同じですが、こちらの本に載ってないイラストもあり、豪華。 

Swedish Folk Tales Swedish Folk Tales
John Bauer (2004/08/26)
Floris Books
この商品の詳細を見る

関連ページ 『John Bauer (スウェーデンの画家、イラストレーター)』


John Bauer (スウェーデンの画家、イラストレーター)

壁に掛かっているのは、義母から譲り受けた(なんでも貰う私)、ジョン・バウアーの絵。 義母はジョン・バウアーのイラストが好きで、この額は、彼の絵を飾るため、わざわざ特注して作らせたそう。 (絵自体は印刷されたものなので、価値はありませんが、この額縁の方が価値あるかも!?)

bauer1.jpg

John Bauer (英語読みだと、ジョン・バウアー。 日本語でもそう表記されることが多いですが、スウェーデン語読みは、John が、ジョンではなく、「ヨン」という発音になります)は、スウェーデンを代表する画家であり、イラストレーターとして数多くの挿絵を手がけました。

1882年、スウェーデンの Jönköping (イィエンシェピング)生まれですが、父親は南ドイツ出身、母親はスウェーデン人。 (だからドイツ系の名前なんですね。) Jönköping は、ストックホルムとスウェーデン南端の間の、真ん中あたりに位置し、スウェーデンで2番目に大きな湖、Vättern のほとりにある町です。

スウェーデンの自然を愛した彼は、早くから絵の才能を発揮し、ストックホルムのロイヤル美術アカデミーで絵の勉強をしました。 本の挿絵、特にスウェーデンの民話などを手がけたものが成功し、有名に。 彼の幻想的で繊細な絵柄は、御伽噺を引き立てます。

本の挿絵画家としてでなく、もっと大きな作品を手がけたいという野望を持っていた、ジョン・バウアーですが、その夢は叶いませんでした。 1918年、バウアー35歳のとき、妻と2歳の息子と共に乗った船が、Vättern湖に沈み、誰一人助からなかったのです。

この絵は、ジョン・バウアーの作品の中でも、有名なもの。 ”Princess Tuvstar” (1913年) 

bauer2.jpg

彼が描く、御伽噺のお姫様のモデルは、彼の妻、Esther Ellquist であったそうです。 Esther とバウアーは、ストックホルムの学校で出会い、共に絵を学んだ仲でした。


 | HOME | 

プロフィール


Kanel

Author:Kanel
「Kanel」 とはスウェーデン語で、「シナモン」のこと。 写真はスウェーデン名物、Kanelsnäcka(シナモンロール)と、私の大好きなスウェーデンの絵本、Findusです。


カテゴリー&検索



ブログランキング


にほんブログ村 本ブログへ


FC2ブログランキング

雑貨 ブログランキング


最近の記事



エコバック


北欧イラストレーターによるオリジナルエコバック。 ラップランドの民族衣装を着た男の子。
DESIGN GARDEN
北欧サーミ民族衣装
北欧サーミ民族衣装

税込価格: 1,575円
DESIGN GARDEN
北欧サーミ民族衣装大
北欧サーミ民族衣装大

税込価格: 2,887円


リンク



訪問してくださった方




最近いただいたコメント



北欧の本をお探しの方へ


日本では手に入りにくい北欧の書物。 スウェーデン語、デンマーク語の原書を現地でお探しし、日本へ配送いたします。 詳しくは、こちらのメールフォームでお問い合わせください。

名前:
メール:
件名:
本文:


北欧関連絵本


アマゾンで買える!



ランダム海外文庫



最近のトラックバック



月別アーカイブ



RSSフィード



ブロとも申請フォーム


この人とブロともになる