北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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リッランとねこ Kattresan by Ivar Arosenius

今週から始まった BOKREA (年に1度の本の大バーゲンセール市)で、以前から欲しいと思っていた絵本、Kattresan (The Cat Journey 猫との旅)を購入。

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著者(絵と文)の Ivar Arosenius (1878-1909) は、スウェーデンの芸術家。 没後の1909年に、この絵本は出版され、何度も版を重ねるベストセラーです。

私が Kattresan を知ったのはスウェーデンのアンティーク番組(「なんでも鑑定団」?)で。 この絵本の初版を持っていた人が登場したとき、夫が「あ、mormor(母方のおばあちゃん)も(初版ではないけど)持っていた。 懐かしい~」と言い、奇想天外なお話とイラストに興味を持ったのでした。

この絵本、20ヶ国語に訳され、日本語もあります。

リッランとねこリッランとねこ
(1993/04)
イーヴァル アロセニウス

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Lillan (リッラン)が道を歩いていると猫と会い、猫の背中に乗って一緒に旅をすることに。 テキストは全て韻を踏んでいて、それゆえ話の筋という筋はなく、他愛のないもの。 絵も、「本当に芸術家が描いたのかぁ~!?」と叫びたくなるほど、ヘタウマ。 ワニはドラゴンみたいだし、ムチを持つ Lillan の表情は小悪魔的だ!? などと、ちゃちいれたくなってしまう。

いや、Ivar Arosenius は芸術家であり、イラストレーターではないのです。 この絵本は、彼が娘のために書いたそう。 (絵も簡単なスケッチといった風。) スウェーデン語で Lillan とは、「おちびちゃん」といった愛称でもあります。 しかし Ivar Arosenius は、娘が3歳のときに他界します。 血友病のため若く亡くなったのでした。 彼やその家族について調べていくと、かなり悲劇的な事実が・・・

それはさておき、やはり世代を超えて人々を魅了するものが、この絵本にはあります。 クライマックスは、王様のところでご馳走を食べ過ぎ、猫のお腹が破裂し、腸が飛び出るシーン(!!)。 でも、そこは機転を利かせて・・・

絵本って、こんな風に、お話書いて絵を描いて、子供に読み聞かせ楽しませるために作られたものなんだなぁ~って、感じる本です。

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