北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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Hemslöjdsbutiken 伝統手芸のお店

スコーネ東海岸沿いにある Landskorna Citadell 内に、Hemslöjdsbutiken (手芸のお店)があります。 Hemslöjd とはスウェーデン語で、ハンドクラフト、手芸の意味。 古い広い家を改造したお店は、雰囲気も良く、スコーネの伝統的な手芸品から、伝統を模写した現在のアーティストによる作品、テキストタイル品、布地や毛糸、リネンなどの材料も揃っています。

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いろいろインスピレーションを受ける、ハンドメイドの宝庫。 特に今回、私が気になったのは、毛糸のカーディガン。 袖元や襟ぐりに、布地をパッチしてあります。 それが、とってもステキなの。 手持ちの、デザインに飽きて着なくなったカーディガンやセーターに応用できそう! (いっつも、そんなこと思うだけで、なかなか実行しないのですが・・・)

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古いシーツなどの布地を裂いて、機織で織った、trasmatta (トラースマッタ)。 某スウェーデンの大型安売り家具店でも、このようなマット売っています。 でも、古い布地の再利用ではなく、賃金の安い国で作った雑な大量生産。 本当の trasmatta (ぼろきれマット)は、貴重な布地を無駄にせず再び使用する精神と、ひとつひとつ布地を裂いて色合いを見ながら織り込む手作りの精神から出来たものです。 手間と心がかけられているので、お値段も・・・ このお店で販売している手作り品の値段といったら、とても私は手が出ません。 それゆえ、ひたすら見つめて技術を盗むしか、ない。

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織物といえば、フランドル織りもスウェーデンの伝統手芸として有名。 タペストリーやクッションなど、義母も自分の母親や伯母が作ったものを持っています。 このような伝統手芸は、1900年代の始めにスウェーデンで盛んに行われ、ブームになったそう。

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夏の間は、カフェもオープン。

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このお店は、今は個人のオーナーに変わってしまったそうですが、もとは Föreningen Hemslöjden (手芸の同好会、サークル)が経営していたもので、今でも同好会の本拠地となっているようです。 1990年に Landskorna Citadell 内に居を構え、スコーネ唯一の Hemslöjdsbutiken。 でも店員さんが、今度お店は城内に移るなんて言ってたので、もうこの建物じゃなくなってしまうのかな。 


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セルマ・ラーゲルレーヴが住んでいた家

今年(2008年)生誕150年である、スウェーデンの女流作家セルマ・ラーゲルレーヴ (Selma Lagerlöf 1858--1940) 。 日本では『ニルスのふしぎな旅』が一番有名で、児童文学者かと思われがちですが、女性で初めてノーベル文学賞を受賞した彼女は、素晴らしい文学作品を生み出しました。

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エルサレム (第1部) (岩波文庫)や、ポルトガリヤの皇帝さん (岩波文庫)などは、悲しくて辛い物語ですが、私は好きです。

彼女の生まれ故郷は、スウェーデン中部 Värmland にある Mårbacka。 良家の令嬢で、大きな屋敷に住み、恵まれた子供時代を過ごしました。 しかし、経済的な困難から屋敷を手放すことに。 (作家として成功したセルマ・ラーゲルレーフは、後にこの屋敷を買い戻します。)

モールバッカ―ニルスの故郷 (柏艪舎文芸シリーズ)モールバッカ―ニルスの故郷 (柏艪舎文芸シリーズ)
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セルマ ラーゲルレーフ

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(注:この本のタイトルの意味が分かりませんが・・・ モールバッカはセルマ・ラーゲルレーヴの故郷で、ニルスの故郷はスコーネです。)

ストックホルムで教師になるべく教育を受けた彼女は、1885~95年まで、スウェーデン南部のスコーネにある、Landskorna (ランドスクローナ)という町の女学校で教鞭をとります。

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そのとき、セルマ・ラーゲルレーヴが住んでいたのが、この建物。

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壁には、1988年~1890年まで住んでいたこと、彼女のデビュー作である ”Gösta Berlings saga (1891)” はここで執筆されたことが、記されています。

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また、この通りは、Selma Lagerlöfs väg (セルマ・ラーゲルレーヴ通り)と名が付けられています。

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セルマ・ラーゲルレーヴのことを、フェミニストと紹介することもありますが、彼女はレズビアンだったようです。 しかし彼女が生きていた時代、スウェーデンはものすごく保守的でした。 同性愛者は刑務所行きの時代。 レズビアンだなんて知れたら、文学界だけでなく社会からさえ追放です。 ひた隠しに隠された事実でした。

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