北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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アンデルセンが住んでいた部屋

コペンハーゲンの中心部 Kongens Nytorv にある大手デパート、Magasinは歴史の古い建物。 驚くことに、このデパートの屋根裏に、アンデルセンが住んでいた部屋が、ほぼそのままの形で残っています。 2005年アンデルセン生誕200年のとき、アンデルセンに関する展示物と共に、部屋が無料で公開されていました。

今でも、あの部屋は公開されているかしら?と、先日コペンハーゲンを訪れたとき行ってみると・・・ 展示会場は様変わりし、Magasinクラブ会員専用のラウンジとやらになっています。 でも店員さん一人のほか利用している人はいず、そのまま奥に入っていっても、何も言われず。 観光客だからOKだったのかな?

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アンデルセンの部屋だけは、そのままの状態で残っていました! 本当に、人がふたり立つのが精一杯といった、小さな小さな部屋。 アンデルセンは1827~28年の約1年間、ここに住んでいたそう。 部屋の中に置かれている家具類は、実際アンデルセンが使用したものではありませんが、当時の品を取り揃えたとのこと。

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なんだか時間が止まったかのようです。

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出窓の両側にも、窓が付いています。 左側を見ると、昔からの古い家が。

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右側からは、デパートの一部が見えました。

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不思議ですねぇ、都会の真ん中にある大型デパートの中に、200年以上も前の部屋が、そのまま存在しているなんて。 デンマーク人は、古いものを尊ぶからでしょうか。 

アンデルセンの家はマガジンデパート (Magasin du Nord) の3階、もしくは4階にあります。 Magasin Lounge という場所を探してください。 買い物ついでに、ぜひ寄っていただきたい穴場です。 

余談ですが、私はコペンハーゲンに行くたび、このデパートの地下トイレを利用します。 広いし、無料なので、お薦め!


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沼の王の娘(アンデルセン童話集より)

昨年2005年は、アンデルセン生誕200周年で、デンマークのテレビでは、アンデルセンの人生をもとにしたドラマや、ドキュメンタリーなどが製作、放映されていました。 彼は相当な変人で、奔放で、でも神経質で、想像力に溢れた人だったよう。 そんなアンデルセン像を見ているうちに、「完訳」のアンデルセン童話が読みたくなり、妹に頼んで日本語版を購入し、持ってきてもらいました。

アンデルセン童話集 4 改版―完訳 (4) / ハンス・クリスチャン・アンデルセンに、「沼の王の娘」という、けっこう長めのお話があります。 エジプトの姫が病気の父親のため、秘薬の花を探しにデンマークに来たところ、沼に沈み、沼の中から赤ちゃんが現れる。 コウノトリがその赤ちゃんをヴァイキングの奥さんに与え、赤ん坊は美しい娘に成長するものの、夜は醜いヒキガエルの姿に。 しかし美しい娘でいる間は凶暴な性格で、醜いカエルのときは、やさしい心の持ち主。 彼女はエジプトの姫と沼の王の間に生まれた、それゆえ二面性を持つ、娘だったのです。 

いろいろなことが起こり、最後に、その娘はエジプトの姫である母親と再会し、魔法は解け、二人でエジプトの王のもとに戻ります。

それでメデタシ、終わりかなぁと思ったら、お話はまだ少し続き、娘の結婚式のシーンになり、これでハッピーエンドかなぁ、と思ったら・・・ 突然キリスト教の坊さんが天から現れ、娘は天国が見たいと、ほんのちょっとだけ天に上がります。

そして地上に戻った娘が見たものは・・・廃墟。 なんと娘が3分だけ天にいた間に、地上では百年の月日が経っていたのです。 娘の体は塵にかえり、魂は天に昇っていきました。

へっ!? 私は、この結末のために、この長い話を読んできたの? なんだか狐につままれたような、なんだか浦島太郎と人魚姫がくっついたようなお話に、絶句。 さすがアンデルセン、侮れない。

こちらは昨年、コペンハーゲンで購入したアンデルセンのカードです。 アンデルセンはきり絵が得意で、千点以上にものぼる作品が、現在も保管されているそう。 オリジナルを元に再現したモビールとのセット。

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しかし、この切り絵は、なんでしょう。 人間風車らしいのですが、右上の手に注目。 スカートをはいた人間が吊るされている!? だとしたら、ちょっと残酷、コワイよ~。

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「Kanel」 とはスウェーデン語で、「シナモン」のこと。 写真はスウェーデン名物、Kanelsnäcka(シナモンロール)と、私の大好きなスウェーデンの絵本、Findusです。


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