巴がゆく!(田村由美)とフィルムとジェネレーションギャップ
アマゾン・キンドルの無料試し読み漫画を時折物色します。
そこで出てきた 巴がゆく!(1) (フラワーコミックス) フィルム 「カメラのフィルムだよー・・・って、あんたカメラのフィルムなんて知らないよね!! 見たことないよねぇ。 生まれたときには既にデジカメだけでフィルムなんて消滅していたし。」と私が絶句。 これって、いつの作品!?と思ったら、昭和62年。 私、この人(田村由美)の『BASARA』読んでいたよー、友達のとこで。 それももう、大昔のことよね。 息子「あ、また映画が出てきた」 へっ、映画? ああ、フィルム film って、スウェーデン語では映画のこともフィルムと言うので、それで日本語で「映画」と言ったのね。 違うよー、これは映画ではなくカメラのフィルム。 分かんないよね。 見たことないんだもんねぇ。 ものすごいジェネレーション・ギャップを息子との間に感じたのでした。 ![]() ![]() ![]() スポンサーリンク
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Ronja はローニャではなくロンヤ!?
『山賊の娘ローニャ』 Ronja Rövardotter を息子が学校の国語の授業で読んでいました。 やっぱりスウェーデンの学校ではアストリッド・リンドグレーンを読むんですね! 必読書。 ちょうど低学年(小学1年から3年、6歳から9歳)向けの内容で、息子も夢中になっていました。
私は読んだことがなかったので、先日のクリスマス夫の実家に行ったとき夫の所持品である山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫) ![]() この本、表紙の見返しに Julen 1981 Från Mamma och Pappa (クリスマス 1918年 ママとパパより)と夫宛に書かれています。 つまり、1981年のクリスマスに夫の両親が子供だった夫に贈った本なのです。 出版年が1981年。 まさに出版の年のクリスマスプレゼント。 翌年には既に映画製作に入っています。 というか、アストリッド・リンドグレーンは既に映画のことを念頭に置いて執筆していたようです。 ところが一緒に脚本を考えていた映画監督(Olle Hellbom 『ピッピ』や『やかまし村』など多くのアストリッド・リンドグレーン作品をもとにしたTVシリーズを制作)が出版の翌年に急死(1982年56歳)。 そこでTage Danielssons(著名なスウェーデン人映画監督・俳優・作家)が映画化をしました。 (しかし映画公開1984年の翌年1985年に57歳で亡くなっているのです。) 夫の実家にこの映画のDVDがあったので借りて冬休み中に息子と観ました。 山賊のむすめローニャ (岩波少年文庫) スウェーデンでも2016年に放映され、今では国営放送局のアーカイブで観覧することができます(スウェーデン国内のみ)。 もちろんスウェーデン語! 冬休み中このシリーズ(全26話)も息子と一緒に観ました とろこで、私が「ローニャ」と言っても、スウェーデン人は皆首をかしげ、何のことを言っているのか分からないのです。 一生懸命イントネーションを変えてみてもだめ。 息子から何度もダメ押しされ、そして分かったのは ローニャ ではなく ロンヤ と発音すること。 スウェーデン語の ja は ヤー という発音。 鼻に抜ける感じ言うので、日本人の耳には Ron Ja より ローニャに聞こえます。 でも、ローニャと言っても誰も分かってくれない・・・ 「ニャーニャーって、猫じゃないんだから」と言われてしまった。 スウェーデン語の発音は難しい・・・ ![]() ![]() ![]() スポンサーリンク |