北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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人権の闘いの歴史

Regionmuseet Kristianstad (Kristianstad 市立博物館)にビョルン・ヴィンブラッド展を観に行ったとき、

同じ階で 100%KAMP-SVERIGES HISTORIA (100%の闘い、スウェーデンの歴史)も開催していました。

kampkristianstadm.jpg

この闘いとは、スウェーデンの歴史において、全ての人が人として生きるために勝ち取ってきた人権に関する闘いを指しています。

人として生まれながら社会の中で人として扱われなかった人たち。 それは女性たちであり、身体障がい者や知的障がい者であり、ロマや移民などの外国人であり、性的少数者であり、各々が社会の中で人として同等に生きる権利を求めての闘いは、過去の歴史ではなく、今現代でも続いています。 

写真や文、インタビュー動画、当時の記録や用具、記事などで構成してあり(スウェーデン中を巡回している展示のようです)、 最初プロパガンダ的なものか?と胡散臭うく思い素通りしようとしたのですが、一つの展示物の前で止まると、そのまま引き込まれ、またもう次の展示物の前へと足が進み、文字通り一つ一つの展示物の前で立ち止まり考えさせられました。 

ろう者は手話を禁じられ器具を使い言葉を発するための練習をさせられていた、その器具や、身体障がい者が身体障がい者のための政党を作ったときの投票用紙など、知らなかった見たこともなかったようなものから、私も覚えているつい数年前に起きた同性愛者たちへの襲撃事件、日常的な話として、新しいベットを購入するためお店にパートナーと一緒に行ったら店員から「友達同士ではなく今度は旦那さん連れて来なさい」と言われた女性同士のカップルなど、豊富な内容です。

そう、これだけ豊富に差別と闘いはいつの世にもあふれている。

小規模で簡素ながら、それをまざまざと伝えてくれる展示でした。


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Bjørn Wiinblad (デンマークのデザイナー)展

ビョルン・ヴィンブラッド展に行きました。 Regionmuseet Kristianstad (Kristianstad 市立博物館)で2016年9月から2017年3月半ばまで開催されていました。 Bjørn Wiinbladという名前にピンときませんでしたが、ローカル新聞に載っていたこの広告のイラストを見て、とても懐かしい感じがし、ぜひ見たいと思ったのです。

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こっちに引っ越してきて、Kristianstad 市立博物館は無料で子供が遊べる場所もあるので何回か行ったのですが、子連れだから展覧会などじっくり見れない~。 ようやく終了1週間前に一人で行くことができました。

Bjørn Wiinblad (1918~2006)は、コペンハーゲンで生まれ没したデンマークの芸術家ですが、彼の作品は世界中に知れ渡り、また彼が手掛けたアートの幅も広い。

  • bwindbladk2.jpg 

良く知られているのは、陶器。 そして、そのキャラクター。

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この陶器タイルのイラストは恋人たちの12か月を描いたもの。 (どこかレイモン・ペイネの濃い日人たちを彷彿とさせますね。)

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歌に合わせた挿絵?のオリジナル。 ビョルン・ヴィンブラッドは舞台芸術も手掛けていて、この展覧会会場は三つに仕切られ、写真を取らなかったけれど、ひとつは舞台芸術に関する作品を集めた部屋でした。

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色指定をしたオリジナル。 以上は、一番最初の導入部分の部屋から。 次に一番大きな部屋に向かいます。

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Bjørn Wiinbladのアトリエの写真を背景に、真ん中に人の顔の花瓶、右側には大きなタペストリー、そして陶器。

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ビョルン・ヴィンブラッドの陶器作品は、ドイツのローゼンダールでも有名。 

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またポスターなどのグラフィックデザインも多く手掛けています。 (コペンハーゲンのチボリ公園のポスターや、日本では高島屋の包装紙デなど。)

こちらは、LUというフランスの有名菓子メーカーのポスターなのですが、

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商品の包装紙がコラージュされています。

Bjørn Wiinbladのアートって、純粋で、楽しく、どこかもの悲し気で、時間の枠がなく、限界をしらない・・・子供そのもの。

ファンやコレクターも多く、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーもその一人だそう。

bwindbladk10.jpg

こちらは博物館の1階部分を2階から撮影したところ。 Kristianstad 市立博物館は3階建てで、Bjørn Wiinblad展は3階で開催されていました。 1階にはミュージアムショップとカフェがあります。 小さめだけど、2階で常備展、3階では常に二つの企画展が開催されています。

この日見た、もうひとつの企画展が、Bjørn Wiinbladとはまったく趣向は違いますが、興味深かったので、またそのことについても書きたいと思います。




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