北欧絵本、子供と一緒に世界中の本を読もう

海外で読書を通じての日本語育児中。 また北欧の本を中心に、その他ジャンルや国を問わずお気に入りのことなどを個人的なエピソードと共にご紹介。
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スウェーデン児童書の歴史

スウェーデン国民学校の歴史に関する展覧会、最初の部屋はスウェーデン文学や芸術界を代表する大御所が揃った、子供たちのための教科書や児童書を作った人々の紹介でした。

その次は、お伽話の部屋への入り口のようです。 

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中には、見上げるほど巨大な本の見開きが立っています。 (背景にニルスが・・・!)

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当時、本はとても高価なもので、普通の一般家庭、まして子供たちの手に入るものではありませんでした。

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しかし、子供たちに良い本を読ませてあげたいという思いから、安くて良質な児童を作る必要があると出版されたのが、この BARNBIBLIOTEKET SAGA (子供図書 物語)というシリーズで、1899年から1954年までの間に出版されました。

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またクリスマスの時期になると JULTOMTEN (サンタクロース)という子供向けの雑誌が発行されていました。

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1891年から1935年の間に発行された美しい雑誌。 子供たちの想像力を刺激し、子供たちが読書に親しむようにとの思いが込められています。

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今なら漫画雑誌、かな。 (いや、それもゲームかアプリに取って代わられたか・・・)

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スウェーデンの学校の歴史が視覚手的に良く分かり、大人たちが子供たちのために思いを込めて作った美しい教科書や本に感動し、今のスウェーデンがあるんだな、と感慨深いです。 しかし、スウェーデンの学校が機能していたのは90年代位までで、そのあとは質が下がり荒れる一方という事実も現在はあるのですが。

おまけ: 私が譲り受けた義母が使っていた教科書

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スウェーデン教科書の歴史

スウェーデン国民学校の歴史に関する展覧会、の続きです。 前回ご紹介したのは学校の設備や教室に関する展示でしたが、まず入って最初にあったのは、子供たちのための教科書や児童書を作った人々。 これが、さすが絵本や児童書で名高いスウェーデンだけある、そうそうたる顔ぶれ! 大御所ばかりで圧倒されました。

Selma Lagerlöf (セルマ・ラーゲルレーヴ 1858年11月20日 - 1940年3月16日) 1909年にノーベル文学賞受賞。 地理読本として『ニルスのふしぎな旅』を執筆(1906-07年)。
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そのラーゲルレーヴに『ニルスのふしぎな旅』の執筆を要請したのが Ellen Keyエレン・ケイ 1849年12月11日1926年4月25日)物書きであり、教育学者であり、女性運動家として世界に影響を与えた。

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Jenny Nyström (ジェニー・ニィストローム 1854年6月13日‐1946年1月14日)は画家でありイラストレーター。 スウェーデン版サンタクロースであるトムテ(Jultomten)の生みの親。 

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スウェーデンを代表する画家のカール・ラーション(Carl Larsson 1853年5月28日 - 1919年1月22)とその妻でやはり画家であるカーリン (karin 1859年10月3日‐1928年2月18日)。

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たくさんの美しい絵本を作った作家でありイラストレーターの Elsa Beskowエルサ・ベスコフ 1874年2月11日‐1953年6月30日)と、夫の Natanael Beskow(1865年3月9日‐ 1953年10月8日)も画家であり作家。

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Anna Maria Roos (1862年4月9日‐ 1938年4月23日) 教師、作家、作詞家で児童書の執筆も多い。
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Alfred Dalin (1855年4月5日‐ 1919年12月9日)スウェーデン国民学校の発展に献上した人物。

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Amanda と Emil Hammarlund 夫妻は、当時高価だった本を、子供たちが良書を安価に手に取れるようにと Barnbiblioteket Saga (子供図書 物語) というシリーズを1899–1909年に刊行しました。 

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(大型の)人物像の写真と作品が展示され、分かりやすく親近感も持てました。

まだ続きます。

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